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2005 アクションエンデューロ 第4戦 レポート

2005年12月18日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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このシリーズ戦も4戦目。最終戦に相応しく125台のエントリーと3名のAA−GPゲストライダーを迎えて開催することが出来ました。
この日、このプラザ阪下モーターランドはこの冬一番という寒波に見舞われ、前日から雨、アラレ、みぞれという天気。
天気予報は大阪府南部も 積雪!という予報を出している。 会場までの道路の凍結、通行止などで参加者の会場到着が懸念されたが、風は強いものの積雪もなく空は晴れている。 しっかし しゃっぷい!! この12月は暖冬じゃなかったの??強烈な冷え込みである。すべてがカチンコチン!コースは前日のぬかるみがまるでコンクリートのように固まってしまってハングオンでコーナーが曲がれそうである。(ただし轍でガタガタやけど)
参加者の出足も遅い。そんな理由からタイムスケジュールを30分遅らせてのスタートとなりました。

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今回のゲストライダーはサザンハリケーンEDのAA−GPライダーの2005年度#8澤木千敏選手、#10柿田真選手、#18吉川和宏選手が参戦してくれました。
この3選手と共に走れる事はそうめったにないことである。このチャンスに存分にその走りを十分に体感してもらいそして目標にしていただきたい。
特にプロダクションクラスの参加者にとっては「目からウロコ」状態ではなかったでしょうか?
最初は40分FUNオープンクラスからのスタート。路面は相変わらずカチカチ状態のまま。
しかも今回は15台のエントリーで面子もなんか強者揃いである。

では、レースのライブはこの1年でそのしゃべりくりにますます磨きがかかった、男性巨乳系MCの「oyajichan」です(この人ほんとは30才)

40分
 

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 前日に降ったみぞれと雨と雪の影響で土が凍っているという極寒状態の中スタートした40分。
3連勝を目指す#8“ぽっちゃりぢゃない”玉岡選手に待ったをかけようというライダーがでてくるのか?
おやぢちゃんにとってはとっても楽しみいっぱいのレース、スタート後トップに立ったのは今回も#8玉岡選手。
すぐ後ろには#1森田選手と#14当日エントリーの大木選手。2周目には#14大木選手が#1森田選手をかわして2位に浮上。少しづつ森田選手をひきはなす。
 3周目、#8玉岡選手が#14大木選手を引き離しにかかる。その後ろではスタートから4位を走行していた#3吉川選手が3位に浮上、前の2台を確実に上回るペースで追いかける。
 5周目、#14大木選手が#3吉川選手に捉えられ、2位の座を明け渡す。その後、大木選手は負傷でスローダウン。大きく順位を落としてしまう。
 2位にあがった#3吉川選手、5周目終了時点でトップを走る#8玉岡選手との差は21秒。まだまだ猛追撃は続き、ファイナルラップに入った時点で二人の差は10秒を切っていた。しかし、#3吉川選手はすぐ後ろについたものの追撃はあと一歩及ばず。玉岡選手が逃げ切り3連勝。

続いての1時間レースは38台のエントリー。特に今回FUN−Bクラスは激戦区。そろそろ路面が溶け出して来た。
いつもなら20分の練習走行があるのだが今日はスケジュールの都合で1周のみとなりました。

1H
 

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 #109樋渡選手が先頭でレースを引っ張る。後ろに続くのは#103伊藤選手、#218吉田選手と続く。
しかし2周目、伊藤選手が後退。4周目にリタイアとなる。代わって#218吉田浩選手が2位に上がり、3位には#215アメリカからエントリーの田島選手が続く。
 前回のレースでは序盤で首位を走るも最終的に2位に終わった樋渡選手、今回は後続の追い上げを許さず2位以下をどんどん引き離し、独走態勢に。
 2位以下は依然#218吉田浩選手、#215田島選手、#108川本選手、#104吉田祐司選手とつづく。
終盤の9周目、4位を走行していた#108川本選手を#104吉田選手がパス。そのままスパートをかけ、一気に引き離す。
 #109樋渡選手は最終的に2位に約2分の差をつけ独走で優勝。

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さてさて続いてのキッズクラスは6台。コースはキッズ専用コースを使っての開催。
あいにく順調?に溶けた地面は小さなバイクにはちゅるちゅる地獄。小さな体と小さなバイクはまともに走らない。
車種の違いもあるのか#1の赤坂尚輝選手のぶっちぎりのレース展開となる。弟の#2赤坂尚吾選手を3周離してのゴールとなりました。
今回はがんばった全員にサンタブーツのプレゼントとなりました。
そしてメインイベントの3時間レース。69台の参加でのスタートです。
今回の目玉セクションは、あの丸太階段が幅6メートル5段にバージョンアップしての登場!
しかし、セッティングが難しい。斜度は?土の量は?水分量は?コース担当の「じゃぱん庄司」と監督の「あくしょん大舞おー」とのけんけんがくがくの意見のぶつかり合いとなりました。
結果、誰もがクリアできる設定となったのですが、これは双方にとって想定外??
その他のコースレイアウトは、前回の改良版とも言えるもの。阪下の逆回りのセクションとスピードの両方が絶妙のタイミングで配置されたものとなりました。(手前味噌的評価?)
実際たくさんのライダーから高い評価をもらいました。ありがとうございます。
では、ライブをどうぞ。

3H
 

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 年間チャンピオンが決定するこの最終戦、ランキングトップの平岡選手、2位の豊山選手がなんと今回欠場。
これで一気に有利になった土井選手、7位以内であれば大逆転でチャンピオン。そんな彼の順位やいかに?
 しばらく休業するコースディレクターじゃぱん庄司の集大成、今回は第3戦のコースレイアウトを踏襲した形になりました。ただ、最下段はプラザ阪下の基本コースが改修収されたことにより違うレイアウトとなりました。
 オープニングラップを飾ったのはゲストライダーの#18吉川選手。とにかく速い!このままトップを快走する。
続々とライダーが戻ってくるライダーたちは、そのほとんどが近道ルートの「フルサイズキラー」へと挑戦。
幅が前回より広くなったのと朝に少し土盛りをしたせいか、今回のセクションはみんな簡単にクリアしていく。
本部2階で「フルサイズキラー」の惨状をきっちりと実況しようと待ち構えていた「oyajichan」ちょっと残念。その後雪が降り出しあっという間にコースは真っ白になっていく。いやな予感がしたがすぐに止んでくれた。あの雪があと30分降ったら大変なことになってたんでしょうね。
 2位を走るのは#11玉岡選手、後ろのゲストライダー#8澤木選手を抑え続ける。しかし7周目に#8澤木選手に交わされ3位に。この2位争いの後ろで#3得地選手が少しずつ玉岡選手との差を詰めていた。そして9周目に追いつき、玉岡選手をパス。
続いては2位の#8澤木選手を追いかける。12周目、#3得地選手が#8澤木選手に追いつき、前に出るが翌周にピットインのためか5位に下がる。
 2時間経過時点でトップは15周で#18吉川選手。4分弱の差をつけて独走態勢。2位の#8澤木選手もニューマシンのGASGASに慣れてきてペースが上がりだす。得地選手のピットインで3位に返り咲いた#11玉岡選手、15周目に#3得地選手、#5井上選手にパスされ、5位に後退。その翌周にパンクしてしまいリタイア。
 そのころ、チャンピオンがかかる#2土井選手は8位を走行。上位にいる2人のゲストライダーは賞典外なので実質6位。チャンピオン圏内に入った土井選手、最後までこの位置に残れるのか?
 トップを走る#18吉川選手は最後まで手綱を緩めずに後続を引き離していく。最後は2位の#8澤木選手に約6分の差をつけてトップでゴール、ホームコースで速さをしっかりと見せつけてくれました。3位は富山から遠路はるばるきてくれた#3得地選手。じつはこの1戦のみの参加で年間ランキング5位をゲット。
 チャンピオンがかかる#2土井選手は8位(賞典外繰上げがあり実質6位)でゴールし、8ポイント獲得、2ポイント差で平岡選手を逆転、年間チャンピオン獲得となりました。来年は固定ゼッケン#1。追われる立場の土井選手の来年に期待!

3時間レースの途中では一時吹雪状態となり、会場が一時銀世界?となりましたがその後は順調なレース展開となりました。
終わってみればそこはやはりAA−GPライダーの独壇場となりましたが残念ながら柿田選手は体調不良のため途中棄権となりました。

ここでお詫びです。
1.3時間レースでのオープンBクラスの途中経過が出なかったことと、ゴール後の集計に手間取り表彰式が大変遅くなってしまいました。大変申し訳なくお詫び申し上げます。
2.Aクラスの年間シリーズポイント上位5名のAAクラスへの昇格は延期します。5名ではクラスの成立が難しいためです。ただし2006年度固定ゼッケンは確定します。

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【リザルトはこちらから】

すっかり暗くなってしまった表彰式(この時期いちばん昼間が短いのね)にも多数の参加者に出てもらい、後は大抽選会となりました。
いつもながら協賛店の方々には感謝です。特に今回「レーシングローズ」さんから前後タイヤセットを「モトランドキャブレター」さんからシャツジャケット等を「APC」さんからライダーの走行写真を。
ありがとうございました。

そろそろ2006年度アクションエンデューロの予定&レギュレーションを発表しなければならないのですがまだ確定しておりません。
予告的なものですが、第1戦は3/5を予定してます。レギュレーションは各クラス設定とタイムスケジュールの大幅見直しをするつもりです。
2006年も参加者の意見を取り入れた走って楽しい。見て楽しいアクションエンデューロを開催して行きたいと思います。
御意見御希望。叱咤激励。なんでもお待ちしております。どしどしお寄せ下さい。

今年1年間全4戦のべ参加台数380台の参加ありがとうございました。
来年はそれ以上の参加台数と関西エンデューロレースの盛り上げを目指しスタッフ一同がんばります。

みなさんのいっぱいのエントリー舞ってまース!!!


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文・写真 奥村善武


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