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2005 柴田ファームファイナルフェステバル
コース開拓日誌
いよいよこれが最後!
さよなら柴田ファーム!

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長らくお世話になった柴田ファームです。
ここに思い出のあるオフバイク乗りは少なくないはず。特に50歳代前半から40歳代のモトクロスライダーの方で知らない方はおられないのでは?と思いますが。
また30歳代の方もこの柴田でオフロードレースを始めたと言う方も多いはず?です。そんな方々の想いのいっぱい詰まったオフロードコースがなくなろうとしてます。
私的にも、ウィズランド時代で約15年。その前のモトクロス時代で25年?前からお世話になりました。先日も古くから居られる場内管理の老夫婦の方とお話してたのですが、奥さんは「そうそう、モトクロスコースの頃売店にいたの私ですよ。」ナーんにもない原っぱ。コース脇の小さな売店世話になりました。ご主人は「そーやなーモトクロスの頃はホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキみーんなメーカーの人間が来てたなあ。おっきなレースの時は2000人は来たなあ。もういっぱいやった。今のピットの三田方面のちょっと下のところぼこぼこしたとこあるやろ。あそこはカワサキ専属のテストコースみたいなとこやったで。明石から近いしなあ。」雨が降ったらぐちゃぐちゃのコースで泥が空から降って来たのにはおどろいた記憶があります。

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今回のオフロードコース閉鎖は新しくオーナーになられた地主様の意向であります。
今後、再開ののぞみは新オーナー様の気持ち次第なのですが、また走れる様になることを希望してやみません。
とにかく、今回は「柴田ファーム」としての終止符と言う事になり、今回の柴田ファイナルレースというこになりました。
今回は、「柴田ファームファイナルフェステバル実行委員会」という形をとらせていただきました。そして7月の13日。その協力メンバーによる、現地下見が行われました。
今回は2DAYで行います。土曜日はまず最初に4時間ハイスピードレイアウトで柴田ならではの林間シングルトレイルもあります。いわゆる渋滞のないぐるぐる系になります。このコースの担当は若手の「TACBON」の監修です。
間を挟んで1時間は、スプリント系になりますがほぼ外周コースを使った初心者からベテランまで楽しんでいただける設定です。これは「じゃぱん庄司」の担当。

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日曜日は最近コース開拓しましたセクションてんこ盛りのアタック系テクニカルレイアウト。押したり引いたり投げたり落としたりのいわゆるげろ系になります。ただ、今回は会場使用上の制限から水場を使用したセクションはありません。これは会場から流れ出る水利での問題があります下流側ではこの水を農業用水として使用されているため、汚濁等の問題で今回は使用出来なくなりました。御理解下さい。その分いままでのような周回数ゼロといったコトは少なくなる模様です。存分に走り込んで下さい。

現在の会場及びコースは夏草が生い茂り以前使用した時とはガラリと雰囲気が違います。画像でもご覧いただけますがこのような状況です。草木はまだ成長しておりコースの草刈りはお盆あけに行います。このコースレイアウトは御存知「中村氏、千種氏、sam氏」の濃くて強力なお三方にて監修されます。前回出来ました轍等は出来るだけ改良しますが、所によってはその轍が手強いセクションになったりしてます。草刈りをしない所もあります。雨水が流れたクレバスに落ちないように!
アイアンマンクラスにおきましては、2日間にわたる2ヒートというかたちになります。それぞれの順位にポイントを付け、その合計点にて順位を決定します。(同点の場合は11日の成績を優先します)
今回のスタート方法ですが、会場が手狭のため10日はゼッケン番号順の5台ずつのロケットスタートを行います。したがって有利なスタートポジションは早めのエントリーが必須です。11日はクラス別一斉スタートです。グリッドは自由席。

10日は左回り、11日は右回りですぞ。

会場への入場時間ですが、10日は朝6時よりオープン、そして24時にクローズします。したがって11日のみに参加される方は前日入場が必須です。余裕を持っておこし下さい。
今回で思い残すことのないようおもいっきり楽しんで下さい。あなたの記憶のDNAに刻み込んで下さい。これは終わりでなく始まりです。後に始まる新章にエピソードを繋いで行きましょう。
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文・写真 奥村善武