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デュアルスポーツ現地実走調査

2006年4月9日

香川県 小豆島


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今年の「デュアルスポーツ in 小豆島」は5月13,14日の開催となります。その現地実走調査に桜満開の先日の日曜日(4月9日)に行って来ました。
当日は晴れてはいるものの中国から飛来した「黄砂現象」のためぼんやりとした天候になりました。
これは「花曇り」とはまたちゃいますね。

昨年は小豆島を直撃した台風も豪雨もなかったのでそれぼどの林道被害はないと思っています。
でも、実際走って見ない事にはわからないので現地に行くまではドキドキです。

今年は新規ルート開拓を目指しましたが、既に調べ尽くされた土地の為なかなか見つかりません。
ハイキングコース等と重なると走行出来なくなる可能性もあるため上手くレイアウト出来ませんし、原則的に通り抜けが出来なくてはコースとして成り立たなくなりますので難しいです。

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ここ何回かは同じようなルートになりますが、1年に1回の開催なので同じ道でもいろんな表情を見せてくれます。
実際に走行してみると昨年のかなりの荒れ具合からは少々落ち着いたという感じです。土が流れ、落ち葉が積もって寿命が来た立ち木は倒れてます。自然の治癒力というのはすごいもので必ず元の状態に戻ろうとしてます。言い換えれば人間が作った林道も使わなければ自然に帰ろうとします。
実際、あれほど走り込んだ林間コースもうっかり間違えてしまいます。
と言う事で今回は倒木の多い環境になっています。初級コースで使う所は排除しましたが小さな(10cm以下)丸太と覆い被さる樹木は出来るだけ自然のまま残しています。

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上級コースは以前と同じく、深い轍と崩壊した法面、そして大きな浮き石ガレ場、2メートルからの薮コギ、直径20cmぐらいの倒木丸太越えなどなど決して優しくはなっていません。
したがって、初級者の方は絶対に上級コースには入らないで下さい。進入してしまうと後退も途中退場も出来ません。そして決して単独での行動はしないで下さい。何人かのグループで移動をお願いします。また、一人参加の方もどなたかと一緒にお願いします。そこはデュアルスポーツの精神でお互いに助け合いながら進んで下さい。
また、初級からステップUPした方も必ず上級者及び上級コース経験者の伴走またはアドバイスを受けながら走行して下さい。
最後にバックマーカーとしてオフィシャルが走行します。それ以降はコースクローズになります。また何かしらのトラブルで途中棄権される方はオフィシャル又は大会本部まで必ず連絡を入れて下さい。
勝手に帰られますといつまでも捜索隊が探す事になります。

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コースは全て公道を使用します。どんな山奥の道であろうとも地元の生活の道であるため必ず対向車が存在します。地元車優先!そして一部には私有地も含まれますので民家の近くは必ず徐行です。
また、コースレイアウトの都合で上級と初級のコースが対面するところがあります。必ずキープレフトを守って下さい。
しして、コースマーカーを見落とさずにゆっくり確認しながら、それこそ小豆島の大自然を十分に堪能しながら進んで下さい。

試走の時は芽吹きの時、桜と山ツツジが満開でした。開催日は新緑がまぶしい初夏のさわやかな気候となるでしょう。
バイクライディングに最高の季節、ぜひ仲間とそして1人でもOK!オフバイクを楽しむ者同志、すばらしい休日を過ごしましょう。

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文・写真 奥村善武
写真 福山