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2007 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート

2007年3月11日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


オフィスアクションが主催する「アクションエンデューロ」は今年で3年目に突入。
そして2007年度からは冠にガルル誌が付く事になり、

2007年関西ガルルカップ アクションエンデューロ

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として開催することとなりました。
しかも年間5戦となり、ますます関西のオフロードレースを盛り上げて行きます。

今年の冬は暖冬?そんなんうそちゃうのん?
この3月に入ってから冬が戻って来たような気温の一日となり、土曜の夜から降り始めた雨が明け方まで残り気温もぐっと下がって来た。
そんな天候の中、2007年シリーズの第1戦は幕を開けた。
しかし、そんな気温とは裏腹に参加者のボルテージは上がるばかり。
この季節、例年なら参加者は少なめ。なのに今回は当日参加も含めて約130台のエントリー。
これはなんか熱くないですか?やはり

??冠にガルル誌が付き全国規模でキャンペーンされてるせい??

??乱高下を繰り返しながらもじりじり上がる株価のせい??

??この春Y社から発売されるという噂の新型オフロードバイクのせい??

??とにかくふたたび熱く燃え上がろうとしてるオフバイクブーム??

なんだかしらないけどなんか「来てます!」よね。

さてそんな世の中の流れの中、アクションエンデューロもがんばります。
まずレースの華のレースクイーンである「本郷まみ」ちゃんのコスチュームを一新!
どうですエロ可愛い(ちょっと古い?)かったでしょう?と言いたいのですが、この日は雪まで舞う天候。
露出度がかなりの為チョビットだけの披露となりました。ゴメンナサイね。
そしてもう一つは会場実況放送に新兵器!そうですFM電波を会場内に発信。これで参加者が増えて駐車場が遠くに離れてもカーラジオからインフォメーションがバッチリ聞こえます。
もうタイムスケジュールの変更や順位発表なんかもその場で確認出来ますよ。不安が一つ解消してレースに専念できますね。
今回は試験運用でしたが次回からは本格運用。FMラジオ付き携帯電話をお忘れなく!そしてグッドチューニングでよろしく!

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さてさて雨も上がった1時間レースにはなんと74台がスタートラインに並ぶ。これだけの台数はやはり迫力満点!
1周の慣熟走行の後いよいよルマン式のスタートで全車が飛び出して行く。
そして今回も来ました「神戸 big off club」の面々。さすがにその名のとおり「BMW HP2」とか「KTM950アドベンチャー」なんてのが走ってます。しかも泥んこになりながら・・・
モッタイナイと思うか本来の使われ方と思うかはそれぞれなんでしょうなぁ・・・でもその走りっぷりはすんごいでしたね。

そんな放送設備の充実にアゲアゲで○○○ボディスーツを着なくてもそのまんま巨乳がわかるDJ oyajichan のレポートは


1H
 

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 鈴鹿8耐でおなじみのルマン式でスタートする1時間。一番早くスタートしていったのは#25下市からの刺客、ひらっぴーこと平田。しかし!トップで戻ってきたのは#21森田。前回のレースでトップを走行しながらも転倒負傷リタイアという悔しい思いをしただけに今度こそは!の気持ちで走る。その後ろは#31河本、#25平田、#30浦川、#2大槻と続く。
3位を走る#25平田のマシンはなんとCRM80!このマシンでこの順位、やはりタダモノではアリマセン。
 
 4位を走っている#30ヘルメットの旗でおなじみベテラン浦川は2周目に#25ひらっぴー、3周目には#31河本をパス、そして5周目にはトップの#21森田をパスしトップへ。ベテランの強さを見せ付ける。トップの座を奪われた前回の雪辱に燃える#21森田は5周目に3位に落ちるが翌周に2位に復帰。前の浦川を何とか追いかけたい。しかし!7周目にCRM80の#25平田に交わされ、また3位へ逆戻りしてしまう。
 トップを走る#30浦川はこのまま逃げ切り9周を走り優勝。2位には#25平田、3位には#21森田、4位に#31河本。そして5位に#32大槻が入った。#21森田は前回の雪辱が果たせず。しかし!今シーズンはまだ始まったばかり、次回に向けてがんばってほしいところ。

さてさてさて午後のレースのとっっておき目玉と言えば招待選手のJNCC#2吉川選手と#21内山選手。
この2人スタート前から闘志ギラギラ。一週間前の広島ビッグディアでは吉川先行の4位5位の2時間半に及ぶドッグファイトを演じた後だけに今回は注目です。


3H
 

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1時間とは違い、オープンクラス、プロダクションクラス、招待選手の順に3回に分けてのクラス別一斉スタートで始まった3H。1周目、トップを走っているのは#3玉岡。しかしすぐ後ろにはライバル#13HOT井上がぴったりついて走る。しかし!#3玉岡と#13井上が接触して転倒。その隙に昨年度チャンピオン#1広兼がトップにでる。しかし!今度はその広兼がヒルクライム失敗。1周目のトップは最終的に#90小山が取った。
 しかし!#小山がトップを走ったのはこの1周目のみ。2周目には#13井上と#3玉岡、さらには#60吉田にも交わされ4位に転落。

ここから#13井上と#3玉岡との激しいトップ争いが始まる。二人の差はまったくかわらない緊張状態、先行は#13井上のまま周回がつづく。
しかし!6周目、先に帰ってきたのは#3玉岡。ナニが起こってしまったのか#13井上は45秒遅れをとってしまう。さらに井上は次の周回でも遅れをとってしまい、4位に後退する。

そのころ、後方からすごい勢いで追い上げてくるマシンがいた。ゲストライダーと#2吉川と#21内山ヤスオミ。一番再後尾からのスタートにもかかわらずもうこんなトコロまで上がってきている。7周目には吉川2位、ヤスオミ3位。ヤスオミはぴったりと吉川に食らいついている。そして8周目、ヤスオミが吉川の給油の間に前に出る。しかし!吉川は勝手知ったるこのプラザ阪下でヤスオミに先にゴールさせるわけには行かない。じっくりと様子を見て料理して行こう、というところなのか・・・先日のJNCC開幕戦広島に続き二人の大バトルが始まる。

17周目終了時点でのトップ10
順位10
氏名#3 玉岡#2 吉川#21 内山#13 井上#1 広兼#90 小山#60 吉田#73 野口#53 入田#89 松田

いよいよここから中盤戦、依然トップを走るのは#3玉岡。
 給油で5位に後退した#2吉川は9周目には3位に復帰。#21内山と#3玉岡を追う。
10周目、ついに#3玉岡が捕まる。#21内山、#2吉川の2人に抜かれ3位に後退。

ここでついに#21内山がトップに立つ。しかし!#21内山がトップに立ったのはこの1周のみ。翌周には#2吉川に捉えられ2位に後退。今度は#21内山が追いかける番となる。
 #21内山は徐々に離され始める。14周目に50秒差まで離される。このままのペースで行けば内山に勝ち目はない、そんな空気が流れ始めた。しかし!内山はあきらめてはいなかった。

17周目終了時点でのトップ10
順位10
氏名#2 吉川#21 内山#3 玉岡#1 広兼#13 井上#60 吉田#73 野口#89 松田#90 小山#53 入田

 レースはいよいよ終盤、ここにきてトップ争いに動きがでる。
#2吉川がピットインしたのか、それともトラブルが起きたのか、50秒あった差が15周目に20秒になり、17周目にはほぼなくなり、互いに視界に入る状態に。コレには#21内山もテンションがあがり、何とか逆転を試みようとさらにアクセルを開けていく。

このバトルが20周目まで続き、見ている側のテンションまであげてくれた。
 しかし!#2吉川もホームグラウンドで負けるわけには行かない。最後の力を振り絞り何とか内山を引き離す。3秒差まで詰め寄られたが何とか振り切り、トップでチェッカーを受けた。

1位の#2吉川、2位の#21内山は招待選手のため賞典外。招待選手に抜かれた後、ずっと3位を守り続けていた#3玉岡が優勝となった。2位には玉岡のライバル、#13井上が、3位には昨年度チャンピオン#1広兼が入った。


どうでしたでしょうか?JNCC全日本トップクラスの走りは。
やはりさすがにさすが!ここは地元の強み?の#2吉川選手のぶっちぎりでしたね。
しかし、そんな2人に食いついたのがアクションED2007#3の玉岡選手。なんと96年式CRM250で見事な優勝!パパになった強みですかなあ。
そんな玉岡選手の走りを吉川&内山選手も絶賛。これは来月のJNCCサザンハリケーンが楽しみデス。
その時の吉川氏の言葉の「表彰式を関西ライダーで独占しましょうよ」がみょうに現実味を帯びてきました。いやいや楽しみである。

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【リザルトはこちらから】

そして今回からの冠スポンサーとなりました「月刊ガルル」よりいただきました「ガルル賞」ですが、今回は1時間オープンクラスの6位である
「チームおかまきり」の大槻治信氏に贈呈とあいなりました。
このガルル賞は、出来るだけ初心者やオフバイクを始められた方に差し上げたいと言うガルル編集部の意向により1時間クラス設定しております。
そして6位というのは「月刊ガルル」は毎月6日発売というところからであります。
次回は1時間FUN−Aクラスに設定したいとおもいます。どしどしのエントリーよろしくです。
おっとその時はガルル誌に付いている500円割引クーポン券も是非ご利用くださいね。

今回もほんとにいろんなトコロから参加していただきました。関西一円はもちろんのコト、中部、山陽方面からもエントリーがありました。
これもガルル誌に紹介されたせいでしょうか?遠方にも関わらず本当にありがとうございました。
そしてもう一人、今回プロダクションBで優勝されてます田島選手はなんとアメリカからのエントリーなんです。この田島氏は毎回そのエントリーのクラスで優勝されており確実にステップアップをされてます。もうすぐAクラスでしょうか。これこそほんまもんの国際Aクラスなんちゃってね。ご健闘を祈ります。

次回開催は日本国民大騒ぎのゴールデンウイーク後の5月13日の日曜日です。
バイクライダーにとっては季節的にも一番いいとき。
ツーリングはGWに行ってレースはその次に楽しみましょう。

またまたみなさんのたくさんのエントリー舞ってまース!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武


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