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2007 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2007年5月13日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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今回もいっぱいのオフバイクレースFUNの情熱で会場のプラザ阪下モーターランドは燃え上がった!

ほんとにオフロードオートバイのブームは来てます。
今回も120台近くのエントリー!毎回徐々にではありますが増えてます。
しかも新規の方や懐かしい方々。いやいやますます楽しみになって来ました。
これもひとえに冠スポンサーのガルル誌のおかげ様ではあーりませんか。

この時期、天気&気温ともライダーにとっては最高の気持ちイイ季節。
そんな当日の天気予報は曇りのち雨!
しかしいざ蓋を開けてみれば薄くもりから晴れに変わってくれました。
いいぞいいぞ、今日は最高のサンデーレース日和だ!

今回の開催日は今や国民的大イベントのゴールデンウイーク後と言う事もあり参加者の出足は少々遅い。
なんと締切3日前に過半数が応募してきました。
そして今回もアクションEDに初参加の方がたくさんいらっしゃいます。
前回は中国、中部方面からも多くのエントリーがあったのですが今回は近畿圏内がほとんどナンですけどナンデ?

まずは午前の1時間レースから。
ここんとここのクラスの参加者が激増!なっ!なんと78台の出走。
やはりこれは来てるオフバイクブームのせい?
レース体験はまずは1時間クラスからということでしょうか?
このクラス、30分のコース下見の練習走行枠が30分あるのですがなんせこの台数、1周が限度でした。
もう1周なんてしたらスタート時間が大幅にずれ込んでしまいますから。
そしてもう一つの問題はスタート。
このクラスはル・マン式をとっているためどうしても各選手のマシンを支えるサポーターが必要な事。
ほんとに毎回見学観客の皆様にはお世話になります。今回もありがとうございました。

ではそのライブレポはますますまん丸くなってない?の DJ oyajichan からドーゾ


1H
  1周目に先頭で帰ってきたのは#29吉田。その後ろには#2が神農が追随する。3番手以降は#24てっちり河本、#1アクション初登場の石垣、#27ご存知佐田と続く。
しかし2周目以降、#1石垣、#27佐田が徐々に遅れ出し、少しずつ順位を下げていく。代わりにあがってきたのが#25森田と#20浪越。表彰台の常連たちが上位を占めてきた。

レースは4周目に動きだす。#24河本が#25森田をパス、3位に浮上。さらに2位の#2神農が「失恋のうさはここで晴らすんやぁぁぁ!」とばかりに#29吉田との差をぐんぐん詰めていく。そして6周目、ついに吉田を捕らえてトップに立つ。その後は#2神農が吉田を引き離しトップでチェッカーを受ける。

FUN-A クラスは#101堀川と#111吉田の一騎打ちとなるが堀川が逃げ切る。
FUN-Bクラスは序盤#209ぽっちゃり加藤ががトップを走るも4周目に#214宮里が交わしそのまま引き離して優勝を飾る。
レディースは#302知花がスタートからトップを走り、一時は#301竹林に背後に付かれてしまうが最後まで逃げ切り#302知花が優勝を飾った。


レースはスケジュールとうりのオンタイムで進行中
これ当たり前なんですけど実行するのはけっこう綿密な打ち合わせが必要なんです。
これからも鉄道会社並みの正確さ?を守っていきます。
でも遅れたらゴメンナサイインフォメーションを徹底しますのでご了承を。
その際はアクションFMをお聞き逃しなく。
77.0メガヘルツにグッドチューニングでよろしく!!

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午後からは本日のメーンエベント。
関西のトップライダーの競演。3時間クラスのスタートです。
ですが、オープンAクラスの参加がさみしい・・・
なんで?

せめて2006年の1〜5位の固定ゼッケントップライダーは全員揃ってほしいところです。

スタートは懐かしくも新しい?ヘルメットタッチ式の全車一斉スタート!
やはりこの迫力はこのクラスだけのモノ。いやいやカッコいい!

ライブレポは最近、無線インカムを付けて移動実況もお手のものの DJ oyajichan でーす
でもその体、ほんとに昔はガッツリ走ってたの?


3H
 

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オープニングラップは#1チャンピオン広兼。後ろには#7野口、#9吉川、#64山下/大木組、#8の168小田と続く。
レースは2周目に早くも動き出す。#9吉川が#7野口を差して2位に浮上。トップ#1広兼を追う。2度目の動きは5周目、#64大木/山下組がライダー交代で7位に後退。替わって#8小田が4位に、#6浦川が5位にそれぞれ浮上。さらにトップ争いでは#9吉川が2周目以降#1広兼よりも速いペースで周回を重ね、1周目に28秒あったタイム差をすべて取り返し、ついにトップに立つ。オープンBクラスでは#64大木/山下組に替わって#61鎌野/辻谷組がトップに立ち、それを#60入田が追う展開、プロダクションAではスタートから#108永田と#109森下がトップ争いを繰り広げるが、7周目に森下が後退、単独首位に。プロダクションBクラスは#209北田がトラブルを抱えて何度もピットインしながらも1周目からトップをキープ。

1時間経過時点での途中順位
順位オープンAオープンBプロダクションAプロダクションB
#9吉川#61鎌野・辻谷#108永田#209北田
#1広兼 +37#60入田 +76#106君家 +353#208原・伊藤 +1LAP
#7野口 +132#54高橋・東堤 +108#109森下 +469#204當山 +1LAP

中盤に入り上位5台(#9吉川-#1広兼-#7野口-#8小田-#6浦川)それぞれの間隔が広がりだし、このままで最後まで推移するのか、と思われたが11周目に再び動き出す。ちょうどここがレースの折り返し点、トップの#9吉川が給油の為ピットイン。#1広兼との差は40秒。しかしここで2分以上費やしてしまい、この間に再び#1広兼にトップを奪い返されてしまう。広兼は13周目に給油ピットインするが30秒ほどの停止時間で再びコースに復帰。この時点での二人のタイム差は40秒。ここまでの平均ラップタイムは#9吉川のほうが約6秒速い。残り時間から考えてまだ再逆転が可能な位置につけている。

2時間経過時点での途中順位
順位オープンAオープンBプロダクションAプロダクションB
#1広兼#60入田#108永田#209北田
#9吉川 +36#61鎌野・辻谷 +76#106君家 +395#204原・伊藤 +1LAP
#8小田 +212#65後藤 +108#109森下 +1LAP#202當山 +2LAP

レースいよいよ終盤、気になるのはトップ争い。後ろから追い上げる#9吉川、16周目には#1広兼との差を20秒にまで詰める。残り時間から考えてラストにかなり面白くなりそうな感じがした。しかしこの後、吉川がペースダウンしてしまう。8分前半で走っていた吉川が一気に10秒/周以上もペースを落としてしまう。ここで勝負あり。この後もペースを維持し続けた#1広兼が今期初勝利を手にした。#9吉川は2位。そして3位には17周目に再び#8小田を抜き返した#7野口が入る。
 前半に#64山下/大木組と何度も入れ替わりトップ争いをしたオープンBクラスは#60入田がプロダクションAは#108永田が逃げ切りプロダクションBは#209スカル北田が一度もクラストップを譲ることなく優勝。


今回のコースレイアウトはココ最近放置状態であったプラザ阪下の最頂上部を使いました。
雨ならキャンセルだったのですが今日は完全ドライ。
さすがの3時間クラス。あの竹林激坂ヒルクライムをガンガン登って行きますが・・・
1台だけどうしても絶対的な物理的条件で登れない!
そうです。いつも EZ-9 でしかエントリーが認められない(チーム内的に)松本選手。
オフィシャルの手助けで何とか1周はしたものの既に戦意喪失で早くもリタイアとなりました。
本人曰く「そりゃレースやもんしゃーないわ。コレ(EZ-9)に合わせたコースなんておもろないやん!」ご愁傷さまです。

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【リザルトはこちらから】

そしてすべてのレースが終わり表彰式&大抽選会となりましたがここんとこなんだか表彰式が面白くなって来てません?
関西人のDNAがそうさせるのかなんかウケ狙いのパフォーマンスが増えてきましたね。
特に挑戦的で楽しかったのがオープンBクラス優勝の入田選手。次回からはオープンAクラス昇格なのだが2006チャンプへの挑発発言「おい!ヒロカネ。待っとけよ!オープンAはオレのもんや!」と言ったのだが、なんだかモジモジしながら照れてませんでしたか?
イヤー、楽しくていいじゃないですか。サンデーレースは楽しんでナンボですから。
彼にはぜひともAクラスポイント最高点を獲得してAAGP菅生大会の招待選手になってほしいものである。

今回のガルル賞は1時間 FUN-A クラス6位の福田選手に送られます。
特別賞は
CL50改の「通勤バイクですか?」と言われた川上選手
EZ-9 でしか出場させてもらえなくて自力で1周出来なかった松本選手
無謀にもベータテクノのトライアル車でスピードに挑んだ山崎選手に贈られました。

コレに懲りずにまた参加してくださいね。

次回第3戦は7月1日です。

梅雨末期の豪雨になるかそれとも早めに来るかも知れない夏本番の蒸し暑い夏晴れか!
どちらにしても過酷なレースになるに違いない。
出場予定者は今からしっかりと基礎体力を着けてください。体のパワーUPこそ勝利の道かもしれませんゾ
そして忘れてはならないのが熱中症対策。湿度が高いと雨や曇りの日でも起こります。要注意よろしくです。

またまたまたたくさんのオフバイクレースFUNの参加
舞ってまース!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武