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2007 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第4戦 レポート

2007年10月14日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


天高く馬肥ゆる秋

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なんていうのでしょうか?

2007年シリーズも4戦目。
スポーツの秋ですね。そうです。体を動かすのに一番気持ちのいい季節。
だからオフバイクレースにとってもいい気持ちの季節。
特に今年の夏は猛暑だっただけに待ちわびた季節でもあります。

そんな10月のこの日は薄曇りながらも気温は暑からず寒からずのベストな状態。
今回も近畿一円より120名の参加者を迎えての開催となりました。
いやいや、今回は近隣の地区で定番のレースイベントがあるにも関わらず、このプラザ阪下に大勢のレースFUNの方々にお越しいただきありがとうございました。

さてさて、その今第4戦はいつものレギュラーレースに加えて
京都のモトクロームさん協力の元、KTM車の試乗会も開催する事が出来ました。
どうでしたか?試乗はしてもらえましたでしょうか?
試乗コースもモトクロスコースの一部を専用に用意しました。いかがだったでしょうか?

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今回も1時間クラスには大勢のエントリーがあり、天候もよかったので普段よりも多くのセクションをご用意しましたがいかがだったでしょうか?
どうしても雨だと設定できないような場所もスイスイ?クリアできたでしょ。
でも試走に思わぬ時間がかかってしまいスタート時間が10分も伸びてしまいました。
本当は2周ほど走って頂きたかったのですが・・・

では、そんなライブレポをここんとこアウェイでのMCが多くて、やっと帰ってきたホームの阪下でおしゃべりがぐるんぐるん回った oyajichan でドーゾ!

1H
 1周目に先頭で戻ってきたのは#1石垣。それを追いかけるのが#107小松と#21池口。
しかし、#1石垣、まったく後続に詰め寄られそうな気配が無い。序盤から、このままいっちゃうの?
という雰囲気を出している。

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しかし、それを逃がさんとばかりに追い上げていたのが#29河本。1周目は5番手だったものの3周目には#21池口を、4周目には#107小松を交わして2位に浮上する。
そのままこう着状態になるかと思いきや、4周目に3位に浮上していた#21池口が7周目に後退。
8位にまで順位を下げてしまう。

その#21と入れ替わるように出てきたのが1周目に15番手と17番手だった#4吉田と#25森田。じわじわじわじわとトップ集団を追い上げていく。ひょっとすると大逆転があるかもしれない、といったペースではしるが追い上げが遅すぎた。
最終的に、#1石垣が一度もトップを譲らないまま逃げ切る。2位には#29河本3位には、#25森田が入り、#4吉田は4位に終わった。


さてさて午後の3時間レース。スタートは30分遅れ。
その前の1時間レースの集計に手間取ってしまい、1時間レースの発表が遅れてしまいました。
大変なご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。

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そして今回より招待選手として来て頂いた「杉本高貴」選手です。
彼は現役のIAモトクロスライダーであります。来年度より全日本モトクロスはスポット参戦とし、日本のエンデューロ界に本格参戦することを宣言しました。
弊社オフィスアクションとしましても彼をバックアップし、関西の若手エンデューロライダーとして全国にその名前を売り込んで行こうと思います。
是非、沢山の方の応援をよろしくお願い致します。


今回の3時間レースのコースレイアウトは年に1回のお楽しみのハーフヒルクライム付きです。
あの難易度はどうでしたでしょうか?簡単過ぎず難し過ぎず。微妙なさじ加減は何回やってもベストがでないんです。
今回は上手く行ったと私なりに自負してます。


そしてその3時間レースの実況はいつもギリギリに現れるスーパーヒーロ−のような綱渡りのキャノンボール遠征MCをこなすヘロヘロの oyajichan マンです。

3H
 

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1周目、トップは#1広兼。後続を1分近く引き離して戻ってくる。
それを追いかけるのは#11野口と#5今期初登場山本。
しかし山本は3周目に#7杉本に交わされてしまう。
1周目の差を見たとき、広兼の逃げ切りかと思われた。
しかし最近乗りに乗っている#11野口、じわっ、じわっと差をつめていきます。

ランキング2位につけている#3玉岡は1周目、なんと12位。
でもこんな順位に甘んじているオトコではありません。
2周目以降、、がんがん前を抜き、6周目には早くも4位にまであがってきました。

レースが一時間を経過したころ、ついに広兼が捕まります。
替わってトップに立ったのが#11野口。
広兼はさらに杉本にも抜かれて3位に後退。
今度は追われる立場に変わり、広兼・杉本・玉岡の追撃をどこまで抑えることが出来るのでしょう?

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レースは中盤、トップを走る野口を追いかけるのが#7杉本。
9周目に給油の為に3位に下がったが10周目に難なく3位に返り咲く。
野口はどんどん追い詰められていき、12周目にとうとう捕まってしまう。

12周目から16周目(2時間経過時点)まで、上位10台の順位にまったく変動が無く、大きな動きはなかった。


レースはいよいよ終盤へ。何度と無くトップ#7杉本と#11野口の差が開いたり縮んだり。
しかしこの二人の順位は入れ替わることなくファイナルラップへ。
二人に何も起こらなければこのまま終わる。でも何が起こるかわからない。果たしてどうなるか?逆転劇はおこるのか?

先にモトクロスコースに姿を現したのは、結局最後まで逃げ切りトップで#7杉本がチェッカーを受ける。

トップがチェッカーを受けたころ、逆転劇は後ろで起きていた。
なんと#3玉岡が最後の最後に#1広兼をパス、3位に滑り込んだ。



さてさてさて、今回も思いっきり楽しんで頂けたでしょうか?
参加賞の「丹波黒豆枝豆」はいかがだったでしょうか?
その味を楽しんでもらうにはひと手間掛かりますが、これが新しい関西の秋の味覚の代表だと思います。
(あっ、松茸や栗もありますが…)
毎年、秋になれば黒豆とアクションレース思い出してくださいね。

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【リザルトはこちらから】

そしてこの秋、関西のエンデューロの仲間から全国にクラブのような形で参戦しようという動きも始まりました。
チラシでもお知らせしましたがKEC(関西EDクラブ)という動きです。
もちろん誰でも参加出来ます。まだ試行錯誤の段階ですが軌道に乗ればこのアクションEDからも招待参加と言う形で協力して行こうと思います。
もっともっとオフロードバイクレースを楽しみましょう。


今年度の我がアクションEDからのJNCCーAAGPへの参戦は「#3玉岡功史」選手に決定いたしました。
本来ならポイントトップの「#1広兼知幸」選手なのですがご本人からの辞退により選出されました。
AAGPでは全国からの地方選手権大会と名売っており玉岡選手には是非そのナンバーワンになっていただきましょう。
ご声援よろしくお願いいたします。

次回は2007年最終戦。12月16日開催です。

今年度Aクラスベスト5も決定いたします。
ますます盛り上がる関西オフバイクFUNの参加舞ってまース!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武