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2009 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート

2009年3月8日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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関西のローカルレースイベントとして始めた「アクションエンデューロ」も今年から5年目になります
そして「ガルルカップ」の冠が付いて3年目。そろそろ熟成?定番?それともマンネリ?いろいろな試行錯誤を繰り返しながらここまで続いて来ました。
これもひとえにみなさまオフバイクレースFUNのおかげと信じております。これからもずっと?よろしくお願いします。


そんな2009年の幕開け第1戦は春までまだちょっと遠い3月8日の開催です。

当日は心配された雨空もどこかへ行ってしまい薄曇りながら風もなし。早朝には若干の冷え込みが残るものの何となく春がそこまで来ているような日曜日となりました。

2週間後には大阪湾を挟んで対岸の淡路島では日本のエンデューロ史上例のないビッグイベントが開催されるとあって参加台数は少々少なめの82台のエントリー。
世界不況で幕開けの2009年初頭にしてはよく集まりました。そうですこんな時にこそ関西オフバイクFUNの熱気と勢いで日本は元気になろうではないか!なるかな…?


朝の受付、車検の時からなんだか今日はいつもと違う雰囲気が漂う。
前回が前代未聞の満員御礼大盛況だったためだろうかなんだかなごやか空気が漂っている。なんだかええ感じ。


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1時間レースは今回53台のエントリー。
いつもになく台数が多い。しかも初めて参加というコメントも多数見かけられる。
これはオフバイクブームが来ている証しなんだろうか、何にしても賑やかななのはいいことだ。

そして久しぶりの1周のコース確認走行練習も今回は行ないました。
この練習走行は全員が1周して再度スタートラインに並ばなくてはならないのでなかなかコース条件が揃う事がなくてご迷惑をお掛けしておりました。
でも今回はほのぼの〜とした中で行う事ができましたよ。
でもスタートとなればそこは緊張ドキドキの瞬間。スタート1分前のサインが出る頃には一瞬空気がピーンと張りつめますね。
これこそレースの醍醐味です。

では実況はここんとこ2週間ごとの3回イベント続きでテンション上がりっ放し?のMCおやぢ茶んでどうーぞ。

はいはいっ!おやじちゃんです。

久しぶりのライブレポート、コンナニ遅れてしまうとライブもへったくれもないですね。みなさんごめんなさい。

お待たせした分、ちょっと濃い目の仕上げになっております。

久々登場、一周ごとのトップ10チャート付きでお伝えします。

1H
  まずは1時間。
1周目のトップはスーパーレディースの#7菅原。続いて#5石本が追いかける。
#1井藤はスタートの際に他選手と接触転倒。トップからは37秒遅れの3番手。
4番手はFUNオープンの#26池口。以降、#18小山、#19西谷とつづく。
順位12345678910
No75126181961120115
通過タイム00:08:2900:08:3500:09:0600:09:2600:09:2900:09:4100:09:4500:09:4700:09:5000:09:54
トップとの差-00:00:06 00:00:3700:00:5700:01:0000:01:1200:01:1600:01:1800:01:2100:01:25

2周目に入ってもトップは変わらず#7菅原。2番手#5石本もぴったりと後ろをついていく。
#26池口が遅れて6番手に。#18小山が池口・#1井藤をパスして3番手に。
4番手には1周目8位の#11片岡が上がる。#1井藤は5番手。
順位12345678910
No7518111261911510621
ラップタイム00:08:2400:08:2400:07:4400:07:3000:08:1600:07:5800:07:5700:07:4700:07:5000:07:55
通過タイム00:16:5300:16:5900:17:1300:17:1700:17:2200:17:2400:17:3800:17:4100:17:4600:18:03
トップとの差-00:00:0600:00:2000:00:2400:00:2900:00:3100:00:4500:00:4800:00:5300:01:10

3周目、スーパーレディースの若手二人がとうとう捕まる。
トップに立ったのは#18小山。しかし後ろの#11片岡、この周回こそ一気に25秒ほど離されたが、ココからモーレツに追い上げていく。
その後ろでは徐々に追い上げているマシンがもう1台。#115池田である。すでにクラス2位とは50秒の差。さらに前を伺おうとしている。
順位12345678910
No187511115261192221
ラップタイム00:07:3700:08:1000:08:1600:08:0100:07:4800:08:0700:08:1400:08:0000:07:4000:07:59
通過タイム00:24:5000:25:0300:25:1500:25:1800:25:2900:25:3100:25:3600:25:3800:25:5400:26:02
トップとの差-00:00:1300:00:2500:00:2800:00:3900:00:4100:00:4600:00:4800:01:0400:01:12

4周目、#11片岡が2位に浮上。#18小山との差を10秒縮める。#115池田もひとつ順位を上げる。その後ろでは#22吉田が一気に3つ順位を上げてきた。
順位12345678910
No181171155221192621
ラップタイム00:07:3900:07:2800:08:0100:07:5200:08:1100:07:3600:08:0000:08:0000:08:1100:08:00
通過タイム00:32:2900:32:4600:33:0400:33:2100:33:2600:33:3000:33:3600:33:3800:33:4200:34:02
トップとの差-00:00:1700:00:3500:00:5200:00:5700:01:0100:01:0700:01:0900:01:1300:01:33

5周目、ついに#11片岡が#18小山に追いつく。そして#115池田も3位に浮上。
そしてこの上位3台に離されまい、と#22吉田が追いついてきた。
スーパーレディースでは#1井藤が「まだまだ若いモンには!」といったのかどうなのか、ココまででのクラスファステストのタイムを出し、#5菅原をかわす。
順位12345678910
No181111572219152126
ラップタイム00:07:4700:07:3300:07:4900:08:0900:07:4500:07:4300:07:5600:08:1300:07:5800:08:22
通過タイム00:40:1600:40:1900:41:1000:41:1300:41:1500:41:2100:41:3200:41:3900:42:0000:42:04
トップとの差-00:00:0300:00:5400:00:5700:00:5900:01:0500:01:1600:01:2300:01:4400:01:48

6周目、ついに#11片岡が#18小山を交わしてトップに。#22吉田も3位に浮上、前の2台を追いかける。
しかし前との差は1分16秒。どこまで追い上げられるのか?
そしてスーパーレディースのバトルが面白くなってくる。
2位に上がっていた#1井藤、トップを行く#7菅原を射程距離に入れる。その差4秒。
果たして次のラップではどうなる?
順位12345678910
No1118221151971510621
ラップタイム00:07:1000:07:1600:07:3300:07:4700:07:5800:08:2200:08:0700:08:1000:07:3700:08:01
通過タイム00:47:2900:47:3200:48:4800:48:5700:49:1900:49:3500:49:3900:49:4900:49:5800:50:01
トップとの差-00:00:0300:01:1900:01:2800:01:5000:02:0600:02:1000:02:2000:02:2900:02:32

7周目
トップ5台は変わらず。しかし#11片岡はスパートをかける。#18小山が何かしらのミスをしたのもあってか一気に1分差にまで広げた。
全体的にもこの周からペースが上がり、トップ10台中8台が7分台に入ってきた。
スーパーレディースは#7菅原と#5がそろってスパート。15秒以上も速いタイムで回る。これに対応できなかったのか、#1井藤は3番手に逆戻り。しかも石本は菅原の3秒後ろにまで追いつく。
順位12345678910
No1118221151975110621
ラップタイム00:07:1700:08:1400:07:4600:07:5500:07:4600:07:4400:07:3300:08:0100:07:4400:08:15
通過タイム00:54:4600:55:4600:56:3400:56:5200:57:0500:57:1900:57:2200:57:4000:57:4200:58:16
トップとの差 00:01:0000:01:4800:02:0600:02:1900:02:3300:02:3600:02:5400:02:5600:03:30

8周目
ココでラスト1のサイン。 トップ5はこの周も変わらず。#11片岡は2位の#18小山をさらに40秒離す。小山は7分台に入れなくなってしまった。
このままのペースだと後ろの#22吉田がひょっとするとひょっとする。そんな中ファイナルラップへ。
スーパーレディースは#7菅原が失速。トップ#5の石本に40秒開けられる。
順位12345678910
No1118221151951067121
ラップタイム00:07:3100:08:1000:07:5100:07:5400:07:4500:07:4700:07:4500:08:1800:08:1300:07:56
通過タイム01:02:1701:03:5601:04:2501:04:4601:04:5001:05:0901:05:2701:05:3701:05:5301:06:12
トップとの差-00:01:3900:02:0800:02:2900:02:3300:02:5200:03:1000:03:2000:03:3600:03:55

ファイナルラップ
最終的に2分以上の差をつけて#11片岡がトップでチェッカーを受ける。
#18小山は#22の猛追から逃げ切って2位。
#115を追っていた#106伊藤、後半は1周あたり10秒のペースで#115池田を追ったが時すでに遅し。
さらに最終ラップでどうやら転倒したのか12分以上の時間がかかり、2位どころか4位でのチェッカーとなってしまう。
スーパーレディースは#5石本が優勝。FUN−Bはただひとり9周を走った#204伊藤がトップ。
順位12345678910
No111822115195712126
ラップタイム00:07:1700:08:0100:07:4400:08:0100:08:0100:07:4800:08:0600:08:3300:08:2400:07:53
通過タイム01:09:3401:11:5701:12:0901:12:4701:12:5101:12:5701:13:4301:14:2601:14:3601:14:50
トップとの差-00:02:2300:02:3500:03:1300:03:1700:03:2300:04:0900:04:5200:05:0200:05:16


そして午後の3時間レースまでの間はこれまたなんとも言えぬほのぼの〜のんびり〜ムード。こんなん私は好きですね〜

今回ただ一つとなった出店は「レーシングワールド高槻店」さまからハスクバーナの展示と希望者への試乗がありました。
現在国産メーカーからオフバイクのラインナップが少ない中、外車の選択と言うのも一つの選択技でしょうか。

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さてさて、午後からの3時間レースです。
今回からこのレースのクラス変更を行いました。
プロダクションA&Bを廃止してオープンクラスの入門編とも言えるオープンCクラスの開設です。
これは近年一般公道市販車ベースの参加車両が少なくなったことや排気量の差があっても入賞の可能性もあるということからなんです。
また、すべてオープンクラスとしたことでコースレイアウトにも大胆さが取り入れやすいということもあります。

今回の出走は28台とかなり少なめ。これは淡路島のレースに焦点を絞った選手が多かったためだろうか?
したがってスタートは全てのクラスを一直線に並べた全車一斉スタートである。

ヘルメットタッチ式で日章旗が振られると真っ先に飛び出したのはオープンBクラスの#52高橋選手。見事なホールショット!全車27台を尻目にプラザ阪下の全開ストレートをその650のパワーでぐんぐん差をつけるが・・・
このアト彼にとても悲惨な出来事が起きるとは・・・

排気量の大きなバイクはそのパワーが魅力です。MCおやぢ茶ンはそのビュー○○のハイパワー使い切ってますか?いやいやそれよりもおしゃべりに必要なパワーはそのぽっちゃりな体型でしょうか?

>MCおやぢ茶ン
  ↑茶よりコーラ好き(笑) 再び登場若干ぽっちゃりめなおやじちゃんです。
それでは3時間編、行ってみましょう。

3H
  1周目、最初に帰ってきたのは#2浦川。後続は#7平岡・#53木村・#6野口・#57磯渕と続く。
LAP1
順位12345678910
NO2753657859545112
LAPタイム0:09:220:09:240:09:260:09:280:09:300:09:380:09:400:09:440:09:470:10:31
通過タイム0:09:220:09:240:09:260:09:280:09:300:09:380:09:400:09:440:09:470:10:31

2周目、トップ#2浦川が遅れる。代わってトップに立ったのは#7平岡。続いて#8入田・#6野口
#5小田・#2浦川、とトップ5すべて入れ替わる。序盤はめまぐるしく順位の変動が続いていく。
3周目、2位を走っていた#8入田が#7平岡をパス、トップに立つ。
#2浦川は遅れた#6野口・#5小田を交わして再び3位に。
オープンBでは#54山本が#53木村をかわしてトップに立つ
LAP3
順位12345678910
NO8725453565957102
LAPタイム0:08:580:09:140:09:200:09:210:09:350:09:570:10:430:09:450:11:220:11:00
通過タイム0:27:440:27:480:28:130:28:230:28:310:28:480:29:320:30:180:31:490:35:01

4周目、#8入田はここから後続を引き離すべくペースをあげていく。同一周回は早くも9台だけに。
このあたりから8分台で走る選手が目立ち始める。
この周にオープンCのトップが替わる。#102今田に代わって#106西川がトップに。
LAP4
順位12345678910
NO8725455365957106
LAPタイム0:08:490:08:570:09:050:09:460:09:240:09:450:09:340:10:050:10:290:10:10
通過タイム0:36:330:36:450:37:180:38:090:38:120:38:160:39:060:40:230:42:180:45:25
1LAP

5周目、#5小田が追い上げて4位まで浮上。オープンBでは#53木村が再びトップを奪い返す。
6周目、この周のファステストラップは#5小田。前を行く#2浦川を射程距離に置く。
7周目で順位が入れ替わる、と思いきやピットインのためか後退。6位のポジションから再び仕切りなおしとなる。
LAP7
順位12345678910
NO8726535545957106
LAPタイム0:08:470:08:470:10:100:08:500:09:390:10:460:08:560:09:410:10:330:10:03
通過タイム1:02:571:03:301:05:561:06:301:06:331:06:341:07:031:10:311:13:38
1LAP
1:15:56
1LAP

レースは8周目、#8入田のトップは変わらず。後続との差は徐々に開いていき、2位#7平岡との差は44秒まで開いた。
そして、#6野口が#2浦川をパス。3位に上がる。浦川は翌9周目、#5小田にも抜かれ5位に転落。
#5小田は11周目に#6野口を、12周目には#7平岡をかわして2位にまで上がる。
オープンBでは11周目に#54山本が#53木村をまた抜き返す。そして早くも逃げ体制を築きはじめる。
LAP12
順位12345678910
NO8575426535957106
LAPタイム0:08:540:08:440:09:070:08:580:09:440:10:300:09:170:12:010:10:400:11:21
通過タイム1:47:461:50:271:50:311:52:211:53:051:53:091:53:142:02:43
1LAP
2:06:18
2LAPS
2:09:18
2LAPS

13周目、#7平岡が再び2位を取り返すがすぐに#5小田にひっくり返される。その間に#8入田は2分半近いアドバンテージを
築き上げる。オープンBトップの#54山本も2位に90秒の差をつける。
このあと、トップ10の順位は全く変わらないままレースの終わりを迎える。
LAP13
順位12345678910
NO8755425365957106
LAPタイム0:08:490:08:420:08:560:09:040:09:190:09:500:11:530:10:100:11:240:10:07
通過タイム1:56:351:59:131:59:232:01:252:02:242:03:042:05:022:12:53
1LAP
2:17:42
2LAPS
2:19:25
2LAPS

14周目以降、トップ10それぞれの選手がライバルの見えない単独走行となる。
7周もの間、順位に変動がないというめずらしい事態。しかもトップ5は前後のタイム差も大きな変動はない。
そしてそのまま20周目のファイナルラップを迎え、レースが終了。
開幕戦を飾ったのは#8入田。2番手に#5小田が入り、3位には久々の表彰台、#7平岡が入った。
FINISHED LAP20
順位12345678910
NO8575425365957106
LAPタイム0:09:000:09:170:08:530:09:000:09:460:09:160:09:500:11:050:10:220:10:37
通過タイム2:59:103:01:233:02:043:04:212:59:14
1LAP
2:59:22
1LAP
3:01:59
1LAP
3:08:05
2LAPS
2:59:37
3LAPS
3:03:05
3LAPS


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【リザルトはこちらから】

この3時間クラスを変更した際#101のEZ−9を駆る松本選手は「オープンCならオイラの出る幕ないやん」と言っていて次回からマシン変更の予定だったのが、今回15台中8位だったもんだから次回からもEZ−9で参戦続行を表明してました。
やっぱりこの彼はEZ−9でしょ。
そしてもう一人。#115北田選手はCRのフレームにスーパーカブの何と50ccのエンジンを搭載したマシンで参戦。そして9周と言う成績。これもまたあっぱれである。

そうそう、#52の高橋選手のマシンはその凶暴さから彼の意思とは逆に暴走クラッシュとなりました。でもご安心を。高橋選手自身はケガ無しです。でもマシンの修理代が・・・

今回は招待選手もなく全員がイーブンでの勝負となり、コースも極力プラザ阪下の既存のコースの組み合わせでレイアウトしてみました。人工セクションは極力抑えました。

いかがでしたでしょうか。
これからも季節や参加台数などなど諸条件を考えながら臨機応変にコース作りをして行きます。こんなんしてほしいという御希望があればいつでも引き受けますよ。

サンデーレースは参加者自身が楽しんでナンボです。ご期待に沿えるようにがんばります。あっ、でもギャラリーが楽しめるポイントも欲しいなぁ。


次回は梅雨真っ盛りの6月28日ですぞ。しっかりとした雨対策を。
コースもドロドログチャぐちゃのスペシャルな設定で楽しんでもらいましょう。
あっ、でも晴れればそこは夏の気候です。熱中症対策もお忘れなく。


2009年もアクションエンデューロはがんばります!

みなさん舞ってまース!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武