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2009 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第3戦 レポート

2009年10月18日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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2009年関西ガルルカップアクションED第3戦です。

今年は全4戦に戻り、この3戦が10月となりました。
そしてこの時期のこだわりが丹波黒豆枝豆を参加者全員にプレゼントなんです。しかも旬にこだわり中頃限定なんですね。
そしてそして秋の一番気候の良い時なので運動会とかツーリングなどなどいろいろな行事予定と重なってしまうのです。

そんな暑くもなく寒くもなくなんだか1年で一番気持ちがいいんじゃない?という10月の第3日曜日にこのプラザ阪下に集まったオフバイクレースフリークは77台。
やはりちょっと少なめです。いやいやよく集まってくれました。

参加台数が少ないためかそれともほんわかした気候のためかなんだかリラックスムードが会場全体を覆っている。
なんだかええ感じのサンデーレース雰囲気である。
  

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今回のコースレイアウトは「逆回り」。スッキリと爽やかに走ってもらおうとややこしいいセクション設定はなしです。
まずは1時間クラスから。
1周のコース下見の練習走行ののちスタートラインに全員集合。
今回のスーパーレディスのエントリーは3台。ヘルメットタッチで1分の先行スタートです。
続いて37台がル・マン式で一斉スタート。

さあその実況はレース会場ならもはやどこでも聞こえて来るおやじちゃんの元気イッパイレポートでよろしく。

はい、というわけで呼ばれて飛び出たおやーじちゃんです。
張り切ってお伝えしていきましょー。

1H
  オープニングは先行スタートのスーパーレディース#5菅原。
続いて帰ってきたのは#22浦川と#21足立の賞典外コンビ。
4番手には#24赤井が続きます。

2周目、#5菅原が捕まる、代わってトップに立ったのは#22浦川。しかし3台並んでの走行。
4番手以降とはすでに1分以上の差。早くもぶっちぎりモード。3周目には#5菅原は3位に後退。
浦川と足立の一騎打ちとなる。

3周目終了時点でのトップ10と前とのタイム差
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 #22浦川#21足立#5菅原#24赤井#16川口#14上田#111伊賀#18米谷#102藤原#12清水
-0:030:131:110:090:030:050:060:050:13

3周目終わりの表を見てもらうとおり、トップ3台は抜きん出ているが4位以下は接戦。
この中からまず最初に動いたのは#18米谷と#102藤原。
4周目に#14上田(どうやら転んでしまったっぽい)と#111伊賀をかわして6位にUP。
#102藤原も上田をかわして9位にUP。

しかし#14上田はこのあと5周目再び#102藤原を抜き返し8位に。
さらにはトップ争い、#21足立が#22浦川をかわしてトップに立つ。

終盤戦にさしかかろうという6周目、#22浦川が再びトップを奪い返す。
後方では4位を走行していた#24赤井が#16川口につかまり後退。さらに#5菅原をもとらえようとしていた。
8位に落ちていた#14上田は#111伊賀を再び抜き返し7位となる。

6周目終了時点でのトップ10と前とのタイム差
 12345678910
 #22浦川#21足立#5菅原#16川口#24赤井#18米谷#14上田#111伊賀#12清水#105河隅
-0:062:130:010:130:070:420:010:280:02

いよいよレースは終盤です。
7周目にまたまたトップに動き。
#21足立がふたたびトップに立つ。そしてラスト2周の掲示が出される。

#21足立の後ろにぴったりついていた#22浦川、集計前を「ニヤリ」と不敵な笑みを浮かべて通過していく。

もしかして、泳がせて最後にズバッとイッちゃおう、という魂胆なのか?

そして3位争い、#5菅原の後ろについた#16川口、テールtoノーズの戦い。
コレでしっぽに火のついた菅原、8周目になんと全体3位のラップタイム6:18(全体のファステストは#22浦川の6:11)を叩き出して逃げまくる。

そんなうちにとうとうファイナルラップへ。

#22浦川の追撃をなんとかかわしきって#21足立はトップでチェッカー。
本人談「賞典外で出させてもらってふがいない順位に終わらなくてよかった。」とのこと。10位とかだったら仲間内から非難の嵐だったでしょう。
足立を攻略できなかった浦川は自慢の「ハタ」を自らへし折ってのゴールとなった。

なんとか3位を死守したかったものの最後に#16川口に差されてしまい#5菅原は4位でのフィニッシュとなる。
しかし、最後のバトルはすごいものがありました。コレならスタートハンデなしでもてっぺんが取れるかもしれない。
ちょっと彼女の将来が楽しみです。

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1時間レースの終了後はこれまたのんびりムードである。
しかしそんな雰囲気も3時間レースのスタート時間が迫って来るのと共に緊張感が漂い始める。

ここんとこ全レースがスケジュール通りにオンタイムで進む(あたりまえやけど)これは参加者、スタッフ、会場などずべての機能が順調に進んでいると言う事。このあたりまえを支えているのがここに居る全ての人達の気持ちが一つの方向に前向きに働いていると言う事なんですね。

この気持ち持ち続けます。

さあさあメーンエベントの3時間レースのスタートです。
スタートラインには時間通りにライダーが集まる。スタートは全クラス一斉ヘルメットタッチ式である。
そして日本標準時の午前11時30分00秒きっちりに全車スタート!!

スタートの合図を出すおやじちゃん、キッチリ進むと気持ちイイでしょ。ではレポートよろしく!

よくいうよ、ちょっと遅れたくせに。
おっと、ホントノトコロをバラしてしまいました(笑)
確かに気持ちいいですよねー、ちゃんとスケジュールどおりにいくと。
朝、遅刻したオイラがそんなことかいていいんだろうか(汗)

では、3時間耐久レース、行ってみよー。

3H
 

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イチバンに帰ってきたのは#5小田。続いて#8野口・#7辻谷。そして4番手には#54神農。
なぜか勝てない、と言われつづけてきた神農がクラストップ、今回こそは勝てるのか?

2周目、師匠からの愛が届いたか、今度は#8野口がトップに躍り出る。
あわせて#7辻谷も2位に上がり、#5小田は3位へ。しかし3周目に再び辻谷を抜き返し2位へ返り咲く。

トップに立った#8野口は一気に逃げてしまえ、と30秒ほど引き離したが、すぐにじわじわと追いつかれてしまう。そしてまた逃げる→追いつかれるを繰り返す。

最初の1時間は上位3台が大きく後ろを引き離した以外は動きの少ない、安定したレース運びとなる。
しかし、このあと少しずつレースは動くんですねー。

1時間(7周)経過時点での総合トップ10
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 #8野口#5小田#7辻谷#6谷先#54神農#60河本#105松井/稲葉#112中谷#52埜仲#53小南
-0:460:542:533:074:355:597:057:137:58

レースは中盤に入って8周目。トップが入れ替わる。#8野口に替わって#5小田に。
野口はこの周3位に後退する。

しかし9周目に#5小田・#7辻谷ともにピットイン。その間に再び#8野口がトップへ。
#7辻谷が2位に上がり、#5小田は3位となる。
このあと野口が再び逃げ、11周目には2番手に3分の差をつけた。
11周目、ずーっと4番手で走っていた#6谷先、小田・辻谷がつまづいた間に一気に2位に躍り出る。しかしその2周後にピットインした模様、再び4位に。

オープンCクラスはトップを走っていた#105松井・稲葉組が8周目に失速、暮らす4位まで交代。。。変わって#112中谷がトップに立つ。
オープンBでは今度こそは勝ちたい#54神農が順調にトップを走り、2番手、#60てっちり河本を引き離していく。

そしてこれから2つの波乱が待つ終盤へとレースが進んでいきます。

2時間(14周)経過時点での総合トップ10
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 #8野口#5小田#7辻谷#6谷崎#54神農#60河本#52埜仲#112仲谷#106佐久間#57永田
-2:042:202:385:167:478:491LAP1LAP1LAP


一つ目の波乱。それはトップに起こった。
ラップチャートを見かえすと、異変が始まったのは13周目から。
トップの#8野口、ココへ来てペースダウン。
14周目には2分、15周目には1分と3分あった貯金が見る見る減っていく。

そして17周目、とうとう#5小田にトップの座を奪われる。
18周目には4位へ。

いったい何が起こったのか。。。。。

19周目に#8野口がピットイン。

問題はマシンではなく、フィジカルな問題のよう。鼻血がでていたのかなんなのかは分からないが顔をティッシュで押さえている。しばらくして再び走り出すがトップ争いから脱落。

そして二つ目の波乱はオープンBクラスで起こる。
19周目、一台のマシンがよろよろとピットに入る。

#52埜仲。

明らかにトラブルを抱えている様子。

「クラス3位を走行中の#52埜仲、ピットイン。トラブルが起きたのか?」

というアナウンスで自身の順位を知り頭を抱えた埜仲。
残り20分を切っていた大詰めのところでの痛恨のリタイア。
原因はチェーン切れ。
替わってじわじわと追い上げていた#56森川がクラス3位にあがる。

#6谷先と#7辻谷が競っている隙に抜け出していた#5小田。19周目で後ろとの差は46秒。
優勝は#5小田の手中に入るのか、と思われたが・・・・・・・

#5小田には不安要素がひとつ。

『ガソリンがもたないかもしれない。』

今のうちに不安を解消しておこう、と20周目にルーティーン外のピットイン。
しかし、ピットには誰もいなかった。

そのまま何もせずにピットアウト、“ラスト2”のボードが彼に掲示された。
ココでタイムをロスしてしまった#5小田、#7辻谷との差は17秒にまで詰まってしまった。

ガス欠の怖さを身をもって知っている#7辻谷、ガンガン追いかける。
辻谷の真後ろには#6谷先もいる。
ピットには#5小田のガソリンが用意されている。
そして戻ってきた。

しかし・・・・・
小田、ピットに入らない!


追いすがる#7辻谷・#6谷先の姿を確認したのか。給油すれば間違いなく抜かれてしまう、そう判断したのか(実際に2台の差は13秒でした)一か八かの賭けに出た。そしてレースはファイナルラップへ。

ダレが先に帰ってくるのか・・・・
ガソリンは持つのか・・・・・・

本部からは知る術がない。8分後に戻ってくるのを待つだけ。

き、


そして、その8分が過ぎ、最初に戻ってきたのは・・・

#5小田 浩也

ガソリンも持ち、#7辻谷・#6谷先の追撃を何とか振り切り#5小田がトップでチェッカー

これで最終戦を待たずして2009アクションエンデューロのシリーズチャンピオンが決定。ちょっと気が早いかもしれませんが来年は#1です。

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【リザルトはこちらから】

午後3時前には全車がゴール。
若干の負傷者があったもののJOMS医療スタッフの的確な処置により大事には到らず事無きを得る。

毎年、この秋の大会でJNCCのAA−GP猪苗代大会に関西からの地方選手権の代表選手の招待が決まる。そしてCOMP−GP3時間のAクラスはRT168の小田浩也選手に決定いたしました。
またFUN−GP90分レディスクラスにはこのアクションEDから派遣をしているのですが、ポイント1位の菅原選手が辞退されましたので今年はありません。ご了承くださいませ。

今回よりの新スポンサーといたしまして「KENDA TIRE」様が加わりました。
まだこのオフロード界では馴染みのないブランド名ではありますが、なかなかどうしてかなりの戦闘力を持ったメーカーであります。
今回3時間クラスの優勝者には進呈致しましたので是非その感想を聞かせて下さい。
関西での販売は「ちゃねスポーツ」で行っております。
ちなみにこのケンダタイアは一般市販車50ccスクーターには既に純正装着をされてますよ。

次回(12月13日)はいよいよ第4戦最終戦です

毎年、この第4戦にはたくさんの参加があります。
そのためコースレイアウトも大胆に、そして丸太を使用したスペシャルステージもご用意致します。
昨年以上の多くのギャラリーも見に来て下さい。

今までにナイ「丸太祭り」でお楽しみ下さい。

忘年会レースで舞ってまース!!!(お酒はダメよ)



尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武


協賛各店(敬称略)
ロッキースポーツ

長野市富田
TEL 026-236-6001
(株)江沼チエン製作所

石川県加賀市
TEL 0761-72-0286
月刊ガルル
バイクブロス

東京都銀座
TEL 03-3535-4441
サイクルショップ
168

滋賀県湖南市
TEL 0748-72-7363
 
Moose

京都府亀岡市大井町
TEL 0771-22-6866
BlueWing

大阪平野区長吉長原
TEL 06-7894-7730
ちゃねSports

大阪府寝屋川市春日町
TEL 072-826-0077
MotorcycleShop
NewTon

大阪府東大阪市楠根
TEL 06-6746-9111
 
サンドピープル

大阪松原市天美我堂
TEL 0723-35-0031
APC
Active Photographic Challengers
大阪府八尾市光南町
TEL 090-8881-7807
MC-JAPAN

長野県木曽郡木曽町
TEL 050-8686-3068
活魚・割烹 日本海

橿原市太田市町
TEL 0744-23-6303
 
KENDA TIRE

神戸市中央区
TEL 078-302-0372
MUDOFF SANKO
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広島市安佐南区
TEL 082-871-3535
CSナカムラ

大阪高槻市塚原
TEL 072-697-0819