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デュアルスポーツ現地実走調査

2010年4月3〜4日

香川県 小豆島


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このデュアルスポーツin小豆島は今年開催で通算16回目です。
それ以前はMC-JAPAN.NETのオカザキ様が開催しておられました。
過去をご存知の方もおられると思いますが最盛期には200台を越す参加があったと聞いております。

そんな伝統のあるモーターサイクルイベントを弊社が引き継いで今年で4回目となる2009年の4月4〜5日に現地調査に行って来ました。
土曜日は昼から生憎の雨となりましたがそこは雨の状況がよくわかります。 日曜日は朝は曇っていたものの昼前頃から晴れ始め帰路につく頃には快晴です(涙)

毎年この時期を狙って行くのですが、その理由としては草木が目覚める前で地形がよくわかる事。冬から春にかけての山の花が一番に咲く頃でもあります。
残念ながら今年は春が若干足踏みしたせいか桜は7分咲きで山ツツジは咲き始めたとこでしたよ。
そして開催時期は春の終わりから梅雨までの一番爽やかな季節を選びます。そうですこの季節がモーターサイクルライディングには最高のシーズンですから。

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ここ3大会程は2dayの内どちらかは雨になり全コースを完全に走破出来た事がありません(上級コースのみ)。そしてコースレイアウトも変わっておりません。
そこで今回は太陽コースで初級も上級も使っていた下りの長〜い林道を今までの逆の上りコースで使ってみます。
ただし、最後のスカイラインに出る直前の坂が雨天だと少々難易度が上がってしまいますのでそこは当日の天候を見ながら直前に決定しようと思っています。
もちろん雨が降れば例年どうりの下りのレイアウトになります。
晴れればいままでにない景色と体感を楽しんでもらえると思います。

もう一つ。まだ決定ではないのですが上級向けの新コースを開拓しました。出来立ての轍も無い所ですので「超上級コース」としてご用意出来るかな?と検討中です。 コース全長は短いのですが後輪が浮くような激坂下りですので決して単独での進入はしないで下さい。必ずパートナーを見付けて2人以上でお願いします。

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昨年も雨でキャンセルとなりました上級の、通称「亀の甲岩コース」の上りセクションは今回倒木を伐採してコース幅を広げましたが、相変わらず深い1本轍は残ったままです。
チャレンジされる上級の方は広くなった所に新しくラインを作って下さいな。

そして昨年2日目の最初にある果樹園からスカイラインに出る上りのコースで路面が濡れていたため渋滞が起きてかなりの時間をついやしてしまいました。またこの区間で携帯飲料水を飲み切った方もおられました。
現在も大きめの石が露出しており少々荒れております。
今回も全員通過のコースとして使用しますが草木の伐採を行い道幅を広げます。路肩の荒れてない所を進んで下さい。それでも通過が困難な場合はそこはデュアルスポーツの精神で助け合いながら進みましょう。
晴れると気温も上がります。体力を温存して飲料水は多めに携行しましょう。

2009年第16回大会も地元果樹園地権者様及び小豆島ふるさと村及び各関係機関さまのご協力と御理解により開催する運びとなりました。

本当にありがとうございます。

こんなに素晴らしくモーターサイクルに理解のある地域は日本中にそう多くはないと思います。
そして私達はこの小豆島アイランドに感謝してそして思いっきり楽しみましょう。

そう言えば。
調査隊が帰りに寄った地元のスーパーマーケット「ふたば」さんのオーナーさんは私達の事を覚えていてくれました。

「いらっしゃいませ〜」
「コレ下さい」(小豆島あったかそうめんカップ 250円)
「はい、ありがとね〜。あれ?あなた島のひとじゃないよね。どこかで見かけたねー」
「あっ、はい。いつもこの季節のバイクイベントの・・・」
「はいはい、思い出したわ。今年も走るのねー。そうなのねー 。そんな季節なのねー。楽しみだねー。」
「はい、また賑やかくお邪魔します」
「いいのよー。楽しんでねー」

いやいや、ほんと嬉しいかぎりです。
この「ふたば」さんは会場のふるさと村を出て左折。トンネルを抜けて約1キロ。最初の信号を右折して500メートルぐらい先の国道の右側にあります。
ぜひキャンプの買い出しなどの買い物に利用しましょう。バイクのイベントで来ましたと言えばナンかおまけあるかな〜???


最後にいつもの重要注意事項です。

必ず守っていただき、いつまでもこの小豆島でデュアルスポーツが開催出来ますように願います。

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上級コースはより以上に、深い轍と崩壊した法面、そして大きな浮き石ガレ場、2メートルからの薮コギ、直径20cmぐらいの倒木丸太越えなどなど決して優しくはなっていません。
したがって、初級者の方は絶対に上級コースには入らないで下さい。 進入してしまうと後退も途中退場も出来ません。そして決して単独での行動はしないで下さい。何人かのグループでの移動をお願いします。また、一人参加の方もどなたかと一緒にお願いします。そこはデュアルスポーツの精神でお互いに助け合いながら進んで下さい。
また、初級からステップUPした方も必ず上級者及び上級コース経験者の伴走またはアドバイスを受けながら走行して下さい。
今回もコースの難易度UPに伴い参加者全員に1リットル以上の飲料水携行を義務付けます。出発前に受付で確認チェックを行います。
最後にバックマーカーとしてオフィシャルが走行します。それ以降はコースクローズになります。また何かしらのトラブルで途中棄権される方はオフィシャル又は大会本部まで必ず連絡を入れて下さい。
勝手に帰られますといつまでも捜索隊が探す事になります。
また指定されたコース以外は絶対に走行しないで下さい。もしもの時の対応が出来ません。


コースは全て公道を使用します。どんな山奥の道であろうとも地元の生活の道であるため必ず対向車が存在します。地元車優先!そして一部には私有地も含まれますので民家の近くは必ず徐行です。
また、コースレイアウトの都合で上級と初級のコースが対面するところがあります。必ずキープレフトを守って下さい。
そして、コースマーカーを見落とさずにゆっくり確認しながら、それこそ小豆島の大自然を十分に堪能しながら進んで下さい。
参加者のルールとマナーがこれからの継続開催への鍵となることをお願いします。

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文 奥村善武
写真 福山