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2010 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2010年7月4日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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関西ガルルカップアクションエンデューロの「梅雨真っただ中戦 絶対雨が降るぞ!」を気にし出して3回目。2010年の今年も雨は降らなかった・・・

このバイクレースの天候と言うのは結構気になります。
勿論、晴れるのがイチバンです。汚れない、滑らない、走ってキモチイイ。の3拍子です。
でも、冒頭から雨が降るぞ!と覚悟をすればそれはそれで楽しいものですよね。
コース設定も雨を想定してのレイアウトは楽しいもの。そんなこんなで挑んだ今回は、またまた晴れました(涙)
準備している土曜日はず〜っと一日中雨が降っていたのに・・・

2010年関西ガルルカップアクションED第2戦は初夏梅雨の真っ最中!蒸し暑く熱っついです。
確か第1戦の朝には霜が降りていましたよね。この季節ごとのレースは思い出すのにはもってこいでしょうか。

昨夜の天気予報では深夜から未明にかけて大雨が降るとの予想!しかし一夜明けてみればなんと本部前のコンクリート広場は乾いているではありませんか!
そして空は曇り、だがなんとなく明るいので天気は晴れの方向に向かっているのであろう。

今回の参加台数は約90台。パドックにも空きがあり余裕という名の寂しさがありんす。
やはり雨のレースは人気がないのでしょうか?天気予報もあれだけ豪雨なんて言うものですから当日エントリーもゼロでしたし・・・

さてさて1時間のレースコンデションはと言えば・・・
試走から帰って来たマーシャルが曰く「つるつるにゅるにゅるでまともにまっすぐに走らへん!!!」とかこのままコースは乾くことなく終わるのだろうか。1時間クラスは周回できるのだろうか?
そんな心配の元に予定時間とうりにレースはスタートするのであった。

実況はもちろん?ちょっと遅れて来たおやぢちゃん。(遅刻はダメよ)そんな言い訳をしながら実況レポートよろしく!

そ、そんな、言い訳をするなんて男らしくない。。。。。つ、次からは気を付けます、ゴメンナサイ。

と、いうわけでレポートに行きましょう。

1H
   1周目、トップは先行スタートのスーパーレディス、#1菅原。いきなり独走態勢。2位の#5櫻井に1分の差をつける。
3番手には#16杉田、以降#27高芝・#29中山・#30池口と続く。
 2周目、#16杉田が2番手に。6番手の#30池口がパンク、早くも戦線離脱、ココでレースを終える。そして3位の#27高芝にもトラブル、周回遅れで39位にまで後退。替わって#29中山が3位に浮上。#5櫻井は4番手に後退。後方からは#24久貝が4つ順位を上げて5位に浮上。
翌3周目には久貝が櫻井をパス、4位に。

 今回のレース、ファステストラップは#1菅原。全車全周回(のべ209ラップ)のラップタイムトップ10のうち5つが菅原。圧倒的な速さ。
4周目には2位の#16杉田との差を104秒にまで広げる。そう、先行スタートナシでも十分トップを狙えるのだ。

4周目終了時点でのトップ10と前とのタイム差
 12345678910
 #1菅原#16杉田#29中山#24久貝#13松本#19稲葉#23清水#5櫻井#106奥川#18川辺
-+104sec+127sec+170sec+190sec+219sec+223sec+245sec+258sec+258sec

 中盤以降、上位6台に順位の変更はなく、それぞれの間隔が少しずつ開いていく展開。6周目にトップ#1菅原は転倒したのかなんなのか#16杉田に一時32秒まで迫られるがすぐにドーンと再び突き放して独走、再び1分以上の差を開ける。後は誰も寄せ付けず、そのまま#1菅原は8周目にトップでチェッカーを受けた。2位には#16杉田、3位には#29中山が入る。
 
 ちょっと裏話。3位の中山選手、実はクラス優勝したと大勘違い(ホントは#16杉田選手に次ぐ2位)、喜び勇んでパドックに戻ったものの現実を知らされて凹んでしまったそう。次こそ狙っていただきましょう。ココで凹んだ分、次優勝したらヨロコビもひとしおになるかもしれませんね。
変わって#24坂根が2位に浮上。2位に2分半以上の差をつけて#32山岸がトップでチェッカーを受けた。


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なんとか周回も重ねて無事1時間レースは終了!1時間クラスの選手の疲労度はかなりでした。お疲れさまです。

そして空は更に明るくなりチョビット青空も覗いている。これなら3時間クラスのスタートでは晴れるかも?
今回の3時間クラスのコースレイアウトは雨天想定にも関わらずいやらしいセクションがちらほらと。コースレイアウト担当者の皆さんを楽しませるエンターテイメント性がにじみ出ているのかしらん。
そんな「ガレ場フカフカ&キャンバーターン丸太付き&プチながら手強いロックセクション」などなどの盛り沢山レースのスタートです。

実況レポはなんだか、なう流行のツイッターを駆使しながらのおやぢちゃんです。実況レポはつぶやいてないでガンガントークでよろしくです!


3H
 

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 3時間のオープニングラップは#5玉岡。以降、#6足立・#1小田・#10田口・#9山本と続く。トップ5は田口と山本が競っている以外は7秒から15秒くらいの間隔でバラけている。2周目には#6足立と#1小田・#10田口と#9山本がそれぞれ順位を入れ替える。
#5玉岡と#1小田のペースは群を抜いて速く、すでに3位の#6足立はトップから1分の遅れとなっている。

互いのマシンを「ふっるいバイク」「ボッロいバイク」といいながら走るトップ二台。追いかける#1小田のほうがペースが速く、3周目には2秒差まで詰め#5玉岡をロックオン。この周、3位だった#6足立は体調に問題があったのかここで脱落、レースを終えてしまう。

4周目、トップ#5玉岡が捕まる。#1小田がトップに。この周、遅れてしまった玉岡は一気に離され1分のビハインドとなる。さらに3位に上がっていた
#9山本が遅れて5位に後退する。4周目が終わった時点でTOPと同一周回は42台中15台。上位陣のペースがそれだけ速い、ということ。

オープンBでは、#56川口がトップ。#58上田・#61河本が追う。オープンCでは#112戸高が序盤からTOPを走り続け、2番手#107佐久間よりも平均20秒速いペースで独走状態。

5周目・6周目は大きな動きも無く、レースは中盤戦へとはいっていく。

1時間経過時点での順位(7周)
 12345678910
 #1玉岡#5川口#56田口#10山本#9戸高#112上田#58永長#55佐久間#107小南#53川上
-90sec178sec212sec222sec364sec399sec+1LAP+1LAP+1LAP

中盤・3人の選手が何らかのトラブルを抱えてしまう。7周目に#61フグキラー河本(総合9位→21位 その後リタイヤ)が、8周目には#52小ハマー小濱(総合15位→31位)。そして10周目には(#114HSTR稲山21位→28位)が大きく順位を落とす。それ以外には大きな動きは無し。
トップを走る#1小田はどんどん逃げていく。90分経過時点で2位の#5玉岡に3分近い差をつけて逃げ続ける。その突出したペースはどんどんと周回遅れを増やしていき、2時間を経過した時点では同一周回は4台のみとなった。
オープンBではトップ#56川口・2番手#58上田は変わらず。#61河本に代わって3位に上がった#55永長が12周目に#53小南に交わされる。
オープンCでは#112戸高の独走は止まらず、2時間経過時点で2番手の#107佐久間と6分以上の差となる。3位は#123浅浦。

2時間経過時点での順位(13周)
 12345678910
 #1小田#5玉岡#10田口#56川口#112戸高#9山本#58上田#107佐久間#123浅浦#124川上
-183sec291sec+419sec+1LAP+1LAP+1LAP+1LAP+1LAP+1LAP

いよいよレースは終盤へ。同一周回の上位4台はそれぞれの間隔が大きく開いていてよほどのトラブルがない限りは順位の変動がない、という状態。
そんな中でもトップの#1小田はまだまだペースを落とさないどころか8分台のタイムを連発。最大で210秒まで差を広げ、一時は最後に取り返したものの、4位の#56川口までも周回遅れにしたほど。ラスト2周のサインがでてようやく#1小田はペースダウン。それでも141秒という差をつけて#1小田が優勝だった。
2位は#5玉岡・3位は#10田口。オープンBでは#53小南にかわされた#55永長が再び抜き返す。しかし18周目、5位を走っていた#59君家が小南・永長をまとめてパス。3位に上がりチェッカーを受ける。トップ#56川口・2位#58上田は順位変わらずそのままゴール。
オープンCでは14周目、2位の#55佐久間にトラブル。そのまま翌15周目にレースを終えてしまった。これにより、この周#123浅浦をパスしていた#124川上が2位に浮上。#123浅浦は3番手。コレでレースは終わるかと思いきや#124川上が失速。浅浦が二番手に上がり、そのままゴール。
遅れた川上は4番手と1周差があったためそれ以上順位を落とすことなく3位でのチェッカーとなった。


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【リザルトはこちらから】

如何がでしたでしょうか。

途中でちょびっと雨が降ったものの、全体的には蒸し暑い晴れ模様で経過した3時間クラスでした。心配していたひどい熱中症も無くひと安心。これも参加選手の認識の高まりと準備のおかげと思います。
でも、ゴール時点では約2割近くの選手がその暑さでリタイアした模様。そのきっぱりの自己判断は正解です。

今回はまじバトルのゲストライダーがお休みでした。
怪我で療養中の杉本タカキ選手は2011年度完全復帰を目指してリハビリ中。彼はJNCC#1小池田選手を「俺が抜かなくて誰が抜く!」と言ってリハビリトレーニングに励んでおります。ご安心を。
今回マーシャルで流していた吉川和宏選手は本番車のKTM450をエンジンブローで壊してしまい現在ココロが折れております。彼に温かい励ましの言葉をぐさぐさと掛けてあげて下さいませ。
そして我ら関西のスターである「世界の田中太一選手」はこの次のオフバイクイベントの為に地球中を東奔西走しております。ものすごく御期待下さい。

今回も沢山の御協賛を頂きました。ありがとうございます。
アクションEDをバックアップしていただいております「KEND TIRE」のプロストック様はオフロードレースではすでに定番になりました。3時間の優勝者にはもちろんケンダタイアを贈呈です。
そして「清水ネーム」様からはアクションオリジナルTシャツを各クラスの優勝者にプレゼントして頂きました。そうです私とMCおやぢちゃんが着ていたオレンジ色のあのTシャツです。これは今回の日付入り!とってもプレミアムなんですよ。
もし、チームウエアなんかを製作されるのでしたら「清水ネーム」さん(今回FUNOPEN #23清水武人さん TEL 06−4794−7655)にご相談下さい。デザインからおまかせでOKです。

そしてそしてそして今回からの大改革。集計システムが変わりました。気付かれましたか?そうです。現場リザルトに選手名とチーム名も表示出来るようになりました。これはパソコンのOSオペレーティングシステムのDOS(知ってますか?)からウインドウズ(今更!)に変更したからなんです。見やすくなりましたでしょう。これで世の中からウインドウズが無くならない限りダイジョウブ???

次回、10月24日、第3戦はまたまた季節が変わっておいしい秋本番です。もちろん参加者全員に恒例の「丹波黒豆枝豆」をプレゼント!
アクションEDは関西の定番サンデーレースを目指します。もちろん毎回楽しいスペシャルステージを用意して!
たくさんの参加者を舞ってまース!!!

おおおっと!!!
その前に「6(ROKU)フェステイバル in プラザ阪下」が待ってます。2010年、この夏を惜しむように前夜祭で盛り上がり、7時間モギコースをグルグル走って楽しみましょう。お祭りですよ=!!!

開催は9月5日!こちらも参加舞ってまース!!!!!


尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武