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2010 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第4戦 レポート

2010年12月12日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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2010年も最終戦です。恒例?の丸太祭りも3年目となり
「2010関西ガルルカップアクションエンデューロ最終戦丸太祭りログフェス」という長ーい名前になってしまいました。

2010年12月12日日曜日。別に意味は無いのだけど・・・
天気は快晴。気温はキリリと冷え込みサンデーレースにはもってこいの条件だ。
今年もサブタイトルである丸太の人工セクションを走りたいライダーが関西のみならず近畿周辺各地から大挙してやって来る。
さあ今回も思う存分楽しんでもらおう。
この会場である「プラザ阪下」を拠点とするアクションEDはこの第4戦のみフルコース使用となる。
爽やかに走れるモトクロスコースにプラスして今回はその主たる丸太セクションの他にロックターン(石)&ウォーターハザード(池)&ビッグタイヤヒルまで追加で登場!
はてさてこの人工セクションではどんなドラマが生まれるのだろうか。ワクワクドキドキの開始である。

まずは1時間レースから。
このクラスに人工セクションの設定はない。
だがしかし、コースレイアウトは普段のプラザ阪下の常設とは異なる「逆回り」設定だ。いつもと違う感覚で楽しんで貰おう。
コースコンディションは土曜日午後に30分ほど降った雨で路面は程よく締まり埃も立たず最高の条件である。
全員が1周の慣熟走行をした後ルマン式でスタートである。

実況はおなじみ「おやじちゃん」。たしか彼は今年の小豆島DSで「ぜったいオフバイクを買う」と宣言してから6ヶ月。その後どうなったの?

買うべく努力はしました、あぁ、しましたよ。でもね、どうしても超えられない「オトナの事情」ってのがあるんですよ。
ところで「丸太祭りログフェス」って・・・・・「毎日がエブリデイ」って言ってるようなもんじゃね?
・・・ま、いいか(笑)
それでは1時間、いってみましょう。

1H
 

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1周目のトップは#34桑原。以降、#21白澤・#5櫻井・#40長澤・#23池田と続く。しかし#34桑原、2周目にどうやら転んだのかなんなのか遅れてしまい8位に。変わってトップに立ったのは#23池田。
さ、今度こそ勝てるのか#23池田。後ろは4秒差で#21白澤、そして#40長澤。どうやらこの3人に絞られていきそうな感じ。

2位を走る#21白澤は離されずに#23池田についていく。10秒から15秒くらいの差をキープしたまま。3番手の#40長澤は少しづつ離されてトップ争いには絡むことが出来ず、逆に4番手以降の選手からつつかれてしまう。最初に長澤を捉えたのは#33吉田。20秒差をずっと保っていたが5周目に長澤が少し遅れたことにより9秒差に接近。これでテンションが上がったのか吉田はペースを大幅に上げて6周目に長澤をパス。3位を奪う。長澤はさらに#11森下にも交わされて5位に。その後さらに2台に抜かれて7位でレースを終える。

替わって3位に上がった#33吉田、3位に上がったのもつかの間、#11森下に交わされて4位に後退。しかしその差は4秒。モチロン逆転可能な差。最後、どうなるのかワカラナイ状況でファイナルラップへ。
ラスト1周となったトップ争い「30分過ぎからバテてしまって(本人の日記より)」と後に語っていた池田。そのバテたカラダにムチを打ってラスト周回で自己ベストラップを叩き出した#23池田がトップを守りきった。
3位争いは#33吉田が転んでしまったのか、3分ほど遅れてしまい万事休す。14位にまで落ちてしまった。#11森下が3位でチェッカーを受けた。

FUN-Aクラスは1周目からトップを譲らなかった#102大場がトップ、FUN-Bは#203綿谷。そしてレディスは#302秋山がトップ。スーパーレディースは「ケイコ×ケイコバトル」の末#5櫻井恵子がトップとなった。


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日も登り少しずつ温かくなって来た午前10時過ぎには全員がゴール。
今回はFUN-A&Bクラスのエントリーが少なかったのは何故だったのでしょうか?
みんな丸太が走りたくて3時間にエントリーしたのでしょうかね。

さてさて最終戦のメインイベント3時間クラスの始まりです。
久しぶりの豪華絢爛77台のクラス別一斉スタートである。

今回のゲストライダーは新潟から参戦のJNCC#8真田選手のみ。関西勢はそれぞれに各地のイベントに出張でありました。少し残念。
そしてお待ちかねの丸太祭り人工セクションの登場です。今回はなんと2カ所に設定である。本部近くの駐車場付近には大きめのロックセクションとこれまた大きめの3本丸太組をご用意しました。
メインは上部Aモトクロスコースでこちらは1本組&9本組丸太セクションと小丸太を並べた丸太ヒル。ガレ石ターン。そして初登場の巨大タイヤを山形に並べたセクション&たっぷり水を張った人工池である。
さあさあ皆さんかかってらっしゃいでたっぷりとご用意したのですがいかがだったでしょうか?(もちろんメインルートの長〜い迂回路もちゃんとご用意)
中でもこの人工池は曲者!浮き丸太まであってこれにつまずいた転倒水没車がなんと6台も出る始末。スミマセン。まさか川のないプラザ阪下で水没リタイヤがあるとは思わなかったでしょう。ゴメンナサイ。



3H
 

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1周目のトップは#1小田。以降#8真田・#16藤崎・#7後藤・#5玉岡・#13足立の順。

しかしその1周目の順位がカンタンに入れ替わってしまうのがこのログフェス。
2周目にトップで帰ってきたのは#16藤崎だった。#1小田は2周目に転倒。脇腹を痛めてリタイヤとなる。
続く3周目、今度は#16藤崎が帰らない!約4分のロスで6位に後退。次にトップに立ったのは#8真田。
真田はすでに2番手#61浜田に1分以上の差をつけている。ここから少しづつ引き離しにかかる。

2番手の#61浜田は#5玉岡に詰められる。2台の差は20秒あったが、ラップタイムは玉岡の方が15秒以上速い。
結局2周は2位の座を守ったが、5周目にその座を玉岡に明け渡してしまう。

レースは中盤戦。レースをリタイヤした8台中この時間帯に6台のリタイヤが出た。うち4台は先月開催されたRocks&Logsで使われたプールでの水没リタイヤ。プール内に横たわる(人力で)動く丸太のおかげで水没をまぬがれた選手、丸太のおかげで水没した選手、明暗が別れた模様。
上位陣の動きは3つ。3位に後退した#61浜田は3位をキープしていたが8周目に遅れてしまい6位に後退。この周にトラブルが発生していたのか、この周でリタイヤとなる。これで序盤に遅れた#16藤崎が総合3位になり、#58上田がクラストップに躍り出る。
もうひとつは4位争い。4後藤と#6谷崎がバトル。7周目に前を走っていた後藤を谷崎がパス。しばらく膠着(こうちゃく)状態であったが11周目にふたたび後藤が抜き返す。この4位争い、3位を走る#16藤崎が遅れてしまい5位に交代したことで3位争いに変わる。さらにこのバトルは引き続き終盤へ続いていく。
オープンCクラスではクラストップの#102小西を#140川上がじわじわと追い上げ、11周目に交わしてトップに立つ。

2時間を経過していよいよ終盤。今年のレースもあと1時間。この時点でトップと同一周回は上位5台のみ。
トップの#8真田は2位の#5玉岡にたいして3分の差をつけ独走中。#16藤崎の後退によって自動的に3位争いとなった#7後藤と#6谷崎のバトルは13周目に#6谷崎が再び#7後藤をパス、後藤は翌周に遅れてしまい5位に後退、勝負は#6谷崎に軍配。4位には#16藤崎が再び上がってきた。
15周目、3位に上がった#6谷崎が今度はこの周遅れてしまった2番手の#5玉岡をパス。しかし#5玉岡、再びペースを取り戻して翌周には再び2位を取り返し、#8真田→#5玉岡→#6谷崎→#16藤崎→#7後藤というトップ5の隊列となる。

この順位がこの後は入れ替わることなく、18周目、#8真田にチェッカーが振られ、2010年のアクションエンデューロが幕を閉じた。

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【リザルトはこちらから】

いかがだったでしょうか?
毎回グレードUPする丸太&人工セクションは。もう既にネタが尽きました?次回4回目はあるのだろうか?なんてことを思ってますが…
でも、初回3年前の丸太越えでは転倒や前転デングリ返しのオンパレードで賛否両論でしたが、今回はなんだか皆さん普通にクリアされてたのです。いつ何処で丸太攻略法を学んだのですか?

アクションEDに御協賛して頂きました企業様、そしてご協力ショップの皆様。本年もありがとうございました。
特に2010年は第1戦から最終戦まで毎回違うオリジナルデザインでTシャツを作成&提供して頂きました清水ネーム(株)様に厚くお礼を申し上げます。各回各クラス1位の選手に贈呈いたしました。きっと素晴らしい記念になったことでしょう。
ありがとうございました。

今年も2010関西ガルルカップアクションEDは全4戦無事に終了しました。
これもひとえに参加して頂くオフバイクレースFUNの選手及びサポーターのみなさまに支えられてのことであります。これからもご声援のある限り開催を続けて参ります。(アト4年は・・・?)

2011年シーズンは全3戦を予定します。

初回第1戦は2月6日!

まだまだ寒い冬のレースですが熱いオフバイクFUNの熱気で盛り上がりましょう。

来年もプラザ阪下で舞ってまース!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん