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2011 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート

2011年2月6日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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お待たせしました2011年関西ガルルカップアクションEDのスタート第1戦です。
アクションエンデューロ7年目。関西ガルルカップとなって5年目。
今年もサンデーレースの関西定番としてガンバリます。

あれっ?なんだか去年と同じ書き出しかな?

2011年は初頭から日本列島は近年にない大雪で埋まっています。が、ここプラザ阪下はそんな大雪とは無縁の土地柄。
そんな大寒波が少しだけ緩んだ2月の6日は穏やかな天候となり、朝は霜が降り、きりりと冷え込んだ空気の中を早朝より参加者が続々とやって来る。エントリーは123台!開幕戦からめっちゃ盛り上がってる?なんだかワクワクしちゃいますね。

コースは正回り。昨年の最終戦丸太祭りと打って変わって人工セクション系無しのハイスピードレイアウトである。ただ一つの心配事は雪の降らない大阪南部なのでコースは超ドライ。埃が心配である。

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まずは1時間クラスから。
今回はちょっと少なめの52台がスタートラインに並ぶ。
なんだか怪しい仮装チームもいるが、まあ本物とは余りにも似てないほど遠いニセモノなので著作権なんかは問題ないであろう。
しかし、こんな関西ノリのチームが減ったのはさみしいです。以前はもっといたのになぁ・・・私的には好きなのですが・・・

実況はおやぢちゃん。アナタその巨体を素材にしたらどんなキャラクターの仮装がお似合いですか?

はい、ガチャピンより身長も体重も少しずつ大きいおやじちゃんです。
オイラがドラえもんをやったら、仮想じゃなくて“そのまんま”やで、と言われました。
やってみたい気もしますが、ココ一番!ってときのために取っておきます。

1H
 

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1周目、先行スタートの#3菅原がトップ。続いて#6井藤、#44高芝、#37若原、#23大槻と続く。
2周目には#37若原が2位に浮上、#6井藤は5位に後退。トップ#3菅原は最初に持っていた1分のハンデを少しずつ削り、3周目には29秒 差となる。1周あたり10秒ずつ貯金を減らしている計算。このままでは6周目にはトップの座を明け渡す計算。果たしてどこまで耐えることがで きるのか。

4周目、2位の#37若原と#44高芝の差が50秒と開き、実質トップ争いは#3菅原と
若原の2台になる。離されてしまった#44高芝も若原・菅原とほぼ同じラップタイムを出すが序盤の遅れが響いて差を詰めることはできない。

高芝の後ろでは#33奥川が#23大槻をパスして4位に浮上。トップ5は#3菅原、#37若原、#44高芝、#33奥川、#23大槻の順。3 位から5位まではお互い見えている中での争いとなっている。

レースは終盤に入る。6周目、#3菅原を追っていた#37若原、その差を9秒にまで詰めた。しかし7周目、その差は16秒にまで開く。負けて なるものか、といったところなのだろうか。最後までどうなるかワカラナイ状態でLAST2の掲示が出されて8周目へ。

ラスト2周はトップ争いの二人とも気を吐いた。平均7分05秒くらいで走っていた二人、この周は菅原6分57秒にたいして若原が6分45秒。その差 は4秒まで縮み、いよいよ最終ラップへ。

しかしLAST1のボードを見た#37若原、首をかしげて苦笑い。“もうダメ”という事だったんだろうか、トップで戻ってきたのは#3菅原。一度 もトップの座を明け渡すことはなかった。

上位4台は順位が変わることなくレースを終えたが、#23大槻が後退、替わって5位には#30“小林です!”が、6位には#36伊藤が入っ た。

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さてさて3時間クラスは70台余りがエントリー。今日のコースレイアウトでは少々混雑気味かな?といったところである。

そして1時間レースが終了して3時間コースへの切り替えが済んだトコロでMCおやぢちゃんがマーシャルバイクでコースに試走に出て行った。
本人曰くココロは「コース状況知らずして実況は出来ない」とのこと。1時間の時も走っていたが3時間コースは上級設定で盛り土セクションもあるし スタート時間までに帰って来るかが超心配。

なんとかスタート前にハアハア言いながら帰ってきました。でトップライダーとの1周の時間差は?
ではそんな言い訳まじりのレポートどんぞ!


ちゃんとコケずにかえってきましたよ。カラダは覚えてるもんです。メッチャ怖かったけど(笑)
吉川選手が「僕のマシンで試走に行ってもいいよ」と言ってくれました。
「投げてもいい?」と聞いたら即座に前言撤回されました(笑)

3H
 

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そんなこんなで3時間です。

1周目、トップで戻ってきたのは#7得地。以降#16山岸、#11吉川、#8真田、#2小田と続く。
招待選手を除いたトップ3台はRIDE!RIDE!RIDE!の勝ち残り組。それだけの実力組が上位に来た。
その後ろに来たのが#21クロスメン藤崎。マシンはなんとDRZ125。これからどうかき回して行くのか。

2周目。#11吉川がトップに立つ。その後、引き離しにかかるのだろうと思われたが思っている以上に差が開かない。セクションでの渋滞が影響 しているようだ。しかしそれも3周目までのこと。4周目には2位に上がった#8真田に1分以上の差をつけていた。#16山岸・#7得地は渋滞 にはまってしまったのか7位、8位とそれぞれ順位を落とす。

5周目、上位陣に動きが出る。トップ#11吉川、渋滞にはまったのか前周より2分遅い周回となる。コレで後ろとの差はなくなる。2位には#8 真田を交わした#21藤崎があがるが6周目に再び真田が抜き返す。

どうやらこの周に“忘れ去られた登り坂”がカットされた模様。全員のタイムが一気にあがる。

1時間経過時点での途中経過(招待選手を除く)
OPEN Aは #21 藤崎 → #2 小田 → #25 松田
OPEN Bは #51 秋武 → #57 上田 → #54 松村
OPEN Cは #125 川口/大原 → #127 小西 → #104 森下


レースは中盤戦へ。8周目、#2小田が#21藤崎を捉えて3位に。ここから藤崎が遅れだす。翌9周目には3位の小田に2分開けられ、5位の#25松田に13秒差にまで詰め寄 られる。しかし、持ちこたえて小田から1分遅れ、松田に1分差というポジションでレースを続ける。

10周目、#8真田がバイクを押して戻ってきた。エンジントラブルのようで、後日談では、修理を断念せざるを得ないくらいのダメージの模様。

それ以降、大きな変動はなく中盤が経過する。レースはいよいよ終盤へ。

2時間経過時点での途中経過(招待選手を除く)
OPEN Aは #2 小田 → #21 藤崎 → #25 松田
OPEN Bは #51 秋武 → #57 上田 → #52 宇野
OPEN Cは #127 小西 → #104 森下 → #122 萩原


いよいよ終盤、トップ#11吉川は2位の#2小田に5分の大差。同一周回は16周時点で6位まで。残り1時間で果たして全員LAPはできるの か。

終盤にも上位陣に動きが出た。
まずは4位を走行していた#25松田、18周目に#7得地に交わされる。さらに19周目に#16山岸にもかわされ6位に交代。
その後、今度は#21藤崎にトラブル。20周を終えたところでレースを終えてしまう。

残りは3周。すでにトップ#11吉川と同一周回は#2小田ただ一人となった。20周終わりで2リの差が6分20秒。
8分弱で1周を走る吉川が#2小田を抜いて全員LAPするにはあと100秒引き離さなければならない。さて、どうなるか。。。。

21周めが終わり、トップにLAST2が掲示。2位との差6分50秒。
上位陣、それぞれ前後と1分以上間隔が空いている中、4位争いが面白いことになっていた。
現在の4位は#16山岸。彼を追うのが#25松田。2人の差は18秒。18周目に山岸が前に出てから差は大きくは開いていなかった。
翌周、15秒差に詰めてファイナルラップへ。

23周目、トップは全員LAPにあと12秒及ばなかったがブッチギリで#11吉川がでチェッカーを受けた。
2位には#2小田、3位は#7得地が入った。
そして4位争い、#25松田が気を吐いた。最後に自己ベストラップを出し、山岸を交わして4位にはいった。


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【リザルトはこちらから】

いかがでしたか?
2011年度もさいさきの良いスタートを切りました。
心配していたコースの埃もややマシで前方視界は確保出来たもようである。大きな怪我人もなく全員がゴールした。
なんだかみんなが盛り上がりみんなが楽しんでいるのが伝わって来ました。
今年もアクションEDは全3戦。協賛各企業様、おなじみ出店の各店舗様、新規出店のナスカ(デリバリー飲食)様、毎回素晴らしいオリジナルデザインTシャツを提供して頂いてます、清水ネーム(株)様、そしてたくさんの参加者の皆様、
本当にありがとうございます。
オフィスアクションのモーターサイクルイベントはまだまだがんばって続けて行きます。これからもよろしくお願いします。


そして関西でこの後に続くレース&ツーリングイベントは目白押し。3月のJNCCサザンは満員御礼!4月のJEC Litesは関西初登場!5月は小豆島デュアルスポーツです。
季節も春に向けてまっしぐら。もちろんバイクシーズンはがっちり本番ですぞ。

さあ、ワクワクして2011年のモーターサイクルライフを楽しみましょう!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん