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2011 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2011年7月3日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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2011年、今年の第2戦「梅雨真っ直中戦」ははたして雨が降るのだろうか?
そもそもこの時期に狙いを定めて今年で7回目になるのですね。そして絶対に雨が降るぞと決めつけてから4回目になるのですね。
結果は前日土曜日も当日日曜日も降らずでした。なんでかなー。気にし過ぎなんですねー。来年は知らん顔をしてみよう。

2011関西ガルルカップアクションEDは全3戦となりました。冬、夏、冬なんですね。その中間の季節が無いのですねー。
そんな第2戦はいろいろな社会情勢も踏まえて参加者が少なめ。なんと67台でした。これじゃ来年の夏の大会も無くなっちゃうかも・・・。
いやいや、そんなネガティブな考えじゃだめですね。来年こそ満員御礼になるように頑張りましょう。

雨は降らずに曇り空、そしてなんだか蒸し暑い。こんな日には雨が降ったほうがいいんじゃない?
コースコンディションは路面が程よく締まり埃も立たない。これって蒸し暑さを除けばベストコンディションですよね。
コースレイアウトも台数と雨を考慮して少し短めに設定しました。

それでは1時間クラスから始めましょう。
ではいつもの実況はいくら蒸し暑くても汗をかかないおやぢちゃんでいってみましょう。

はいっ!ではお伝えしましょう。

1H
 

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1周目のトップはスーパーレディースを全員抜いてきた#19長田。以降#11大槻・#28白澤・#2小田・#4丸山と続く。
レースのない週末の阪下に来るとカナリの確率で走りに来ている#19長田、そうかんたんには自分の前を走らせない。どんどん引き離していく。

3周目、#28白澤が#11大槻をパス。2位にあがる。
ここで3位に下がった#11大槻を後ろからジワリジワリともう一台が追い詰めにかかっていた。
4位を走る#14吉田である。30秒近く開いていた差が6周目には12秒、翌7周目にはわずか1秒となり、8周目、とうとう3位の座を奪い取る。

その勢いでトップと2位を追いかけたいところであったがすでにレースは最終ラップ、しかも2位との差は80秒、さすがに1周で逆転することはできず序盤からトップをキープし続けた#19長田がそのままチェッカー、2位も#28白澤が守りきった。

Aクラスはトップでスタートした#106杉原、2周目に#103村井にかわされる。終始村井がトップをキープしていたが、終盤にペースが落ちた#103村井を#106杉原が猛追。1周あたり15秒以上速いペースで追い上げ、最終ラップに再逆転、#106杉原がトップを取り戻してチェッカーを受けた。
Bクラスは#74大賀が終始トップを守りきる。レディースは#301硯。スーパーレディースは#4どっぷり丸山がトップでレースを終える。

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いつものコース下見練習走行も難なく、本番レースも難なく終了。
これって実況もかえって難しいことなんでしょうね。おやぢちゃんごくろうさまです。

でもこれでこのまま終わるのか?この蒸し暑さが午後の3時間レースに風雲を呼ぶのか?波乱の3時間レースのスタートが迫る!

では、汗は出たの?少しは痩せたの?そのカラダこれからの夏の猛暑はどうするの?夏は仕事しないの?のおやぢちゃんよろしくです。


はい、それではイビキのうるさい、寝言で泣く、酔うとタチの悪い(笑)オクムラさんに代わってお伝えしましょう!


3H
 

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1周目、トップで帰ってきた#11真田。AAライダーの走りでこのまま序盤からいきなり引き離していくかに思えたが今回は違う。
#2小田、#10尾仲、#4足立と4位までが真田に食らいついている。その中でも特に気を吐いているのは#2小田。3周目には#11真田をパス、トップに立った。
 しかし4周目、小田は一旦遅れてしまい、4位に後退。25秒差に開いてしまう。しかし、ココで終わらなかった。5・6・7周と前を猛追、#4足立、#10尾仲をあっという間に抜き返し、8周目にはトップの#11真田の真後ろにまで追い上げる。3位以降はじわじわと離され、トップ争いはこの2台に絞られる。

1時間経過時点での各クラストップ3
OPEN Aは #11 真田 → #2 小田 → #10 尾仲
OPEN Bは #55 永長 → #52 伊藤 → #54 河本
OPEN Cは #113 森下 → #119 福本 → #111 清水


レースは中盤へ、ここからが波乱の始まりだった。
10周目、再び真田を捉えようとしていた#2小田が戻らない。何が起きたんだ、と思われたときにマーシャルから飛び込んできた無線連絡で、転倒でケガをしてしまった、ということがわかった。
ここで#2小田はレースを終えてしまうことになる。

オープンCクラスではまもなくクラス全員周回遅れにしよう、という勢いでトップを走っていた#113森下にトラブル。約12分のロスで2位との間にあった8分以上の差を使い果たし、レースに戻ったときには5位まで順位を落としてしまった。

トップの#11真田は中盤以降もほぼ同じペースで周回を重ね、2位以下をどんどん引き離しにかかる。途中、給油でピットインした再に2番手の#10尾仲に3秒差まで詰められるが再び引き離し、17周目にはその差を86秒差にまで広げた。

> 2時間経過時点での各クラストップ3
OPEN Aは #11 真田 → #10 尾仲 → #4 足立
OPEN Bは #55 永長 → #52 伊藤 → #54 河本
OPEN Cは #111 清水 → #119 福本 → #118 吉田/荒井


レースはいよいよ終盤、じめじめとしたまとわりつく暑さが選手たちを苦しめる。
ヘルメットの中の目はほとんどの選手が笑っていない。それだけ大変なレースなのだろう。

トップは変わらず#11真田。すでに同一周回は3位の#4足立まで。かつて吉川和宏・杉本高規がやってのけた全員LAPを達成することができるのか。そんなことを実況しようかと思った矢先、またひとつ波乱が起きた。
残り時間が30分となった21周目、2位を走っていた#10尾仲が戻ってこない。
戻ってくる様子がなく、トップから周回遅れになったころ、マーシャルからの無線で「3台連なってゆっくりと戻っている。うち1人はケガをしている様子」という連絡が入る。

しばらくしてその3台が戻ってきた。その中に#10尾仲の姿が確認された。3台がピットに入ったが尾仲を除く2台はそのままピットアウトしてコースに戻っていった。
ケガをしたのは尾仲だった。足を痛めてしまったようで、バイクを降りようとしたときに激痛が走ったのか集計室の中にまで聞こえるほどの絶叫。
本人は一旦ピットに戻ってチェッカー待ちをしようと考えていたそうだがそれどころでは無かったようだ。そのまま救護所に搬送されリタイヤとなる。

これで#11真田と同一周回は2位の#4足立のみとなる。25周目、ファイナルラップ前での2人の差は6分30秒。全員LAPをするにはこの1周で1分広げなければならず、全員LAP達成はできなかったものの#11真田がトップでチェッカーを受けた。

Bクラスは3周目にトップに立ったあと、一度もその順位を譲ることは無かった#55永長がチェッカー。
Cクラスでは中盤トップに立った#111清水、順位を守りきれず後退。そして、前半にブッチギリでトップを走りながらも表彰圏内から大きくはずれてしまった#113森下が怒涛の盛り返し。ファイナルラップにはトップ#119福本の20秒後ろまで追い上げたが時すでに遅し。#119福本が逃げ切りトップでゴールした。


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【リザルトはこちらから】

やはり3時間クラスは波瀾万丈!
ベテランAクラスのトラブル続出!普段はアリエナイ事がいっぱい起きました。
この最後まで何が起きるか解らないのがレースです。気を付けましょうと言っても通用しないのがレース。トラブルに遭われた方の早期復帰をお祈りいたします。

3時間レースの終了間際には待望の雨が降り出しました。でもそれもほんの15分ほど。終始曇り空の蒸し暑い一日ですべて終了です。

今回も各社御協賛ありがとうございました。
昨年よりこの関西ガルルカップシリーズにTシャツを提供して頂いております「清水ネーム」さまありがとうございます。ほんとに毎回デザインが違うのです
ね。スゴイです。
もし?チームTシャツやジャケットを作られる事がありましたら清水ネームさんをご指名下さいませ

次回第3戦はまた冬にもどって12月11日です。

そうです。皆さんお待ちかねの「丸太祭り」ですぞ。

お楽しみに。

おっと!その前に9月4日は6時間耐久の「6フェス」があります。今年は元に戻って6時間!ちょっとが涼しくなっているでしょうか?

おおっと!まだその前の7月31日は「オフィスアクションJECライト」です。未体験のオンタイムレースをこのプラザ阪下で走ってみましょう。


まだまだ2011年の夏は終わりません。
皆さんの参加舞ってまース!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん