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2012 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2012年7月1日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


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関西ガルルカップアクションEDは2011年より全3戦で開催しております。
そしてその真ん中は7月上旬の梅雨真っ盛りの季節を選んでます。これは普段のレースなら雨はイヤですよね。そんなら逆手でゼッタイ雨が降る想 定でのレースもええじゃないかで梅雨の時期を選んでます。
そしてそんな考えで雨レースを想定して5回目にしてやっと雨が降ったのですよ。ほんとに待ちに待ったドロンコレースです。
参加者のみなさんいかがでしたか?楽しかったでしょ。

そんな第2戦は91台のエントリー、若干少なめですが今年は7&8月に近隣で毎週レースがあるのです。そのことを踏まえれば良く集まった なぁ〜なんです。雨なのに!

現在のプラザ阪下はコースの大改修が進行中です。これは隣接する山から良質の真砂土が取れるためにその土をEDコースに敷きつめています。そ れが今回はこの日のレースに大きな影響を及ぼしました。
そうです。まだ改良中のため敷きつめた真砂土が固まっていないのですねー。そこに雨が降るとどうなる?そうなんです。「阪下は雨でも普通に走 れる」神話は見事に崩れ去りました。
当日朝のバイクマーシャルからの報告は、ほんの少しの登り坂が走れない!なので1時間レースのコースの大幅カットが提案されました。
何とか走れるだろうとの検証のためあえて1周の下見試走を行うが今回初参加のライダーがスタート後50メートルで走行不可能となり試走を断念 してしまう結果に。
果たして1時間レースの展開はどうなるのか?実況レポートはこんな阪下走ったことある?のMCおやぢちゃんからどうぞ.


1H
 

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オイラが初めて表彰台に立ったレースは雨だったんだぜぇ。

さて、それでは1時間、いってみましょうか。

1周目、トップで帰ってきたのは久々登場#36山下。コンディションの悪い場所で最近練習している、ということもあってかしょっぱなから 他の選手をぶっちぎります。2位の#2硯とは30秒差。久々のレースとは思えない走り。2周目にはさらに10秒引き離して40秒差に。
なんとか離されずについて行きたい#2硯は3周目に今回の鬼門、ストレートでマシンが動かなくなりリタイヤとなる。

替わって2位に上がってきたのはコチラも久々、いや、アクションエンデューロは初参戦?のベテランライダー#23山本。トップを走る#6 山下を追う。逃げたい山下は4周目にどこかで止まったのか転んだのか遅れてしまう。その間に#23山本がトップを奪う。

トップに立った山本はすでに2番手の#27西岡とは序盤に築いた1分以上の差をもったまま。2台のラップライムはほぼ同じで完全に独走状 態となる。

最終ラップに若干遅れるも20秒程度のロスで済み、山本が初参戦のアクションで優勝を飾った。2位には#27西岡・3番手には#17中村 が入った。

1時間レース展開中は雨が降ったり止んだり。何とか全員周回は出来た模様。バイクマーシャルからのコースの結果報告は「今回の最大難所はプラ ザ阪下名物の全開ストレートが満足に走れなかったこと」でした。
さて、3時間レースのスタート時間となる。雨は止んでいる。しかし、その分路面はかなりのねちゃねちゃ状態!バイクマーシャルは予定している コースレイアウトの登りカットの提案をしている。だがしかしそこは3時間レースの醍醐味と言うか、数台でも周回が出来るようであればコース変 更無しの当初の予定通りのコースレイアウトの決定を出した!さあどうなる3時間レース!ではその緊迫した実況をご覧下さい。


3H
 

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3時間もふったりやんだり。その都度コンディションが大きく変わるタイヘンなレースでした。
まずトップで戻ってきたのは#2小田。2番手は。。。。。。24秒遅れて戻ってきた#1足立、さらに6秒遅れて#8永長。早くも小田が後 続を離している。2周目には#1チャンピオン足立をさらに2秒引き離す。さらに3周目には62秒差にまで広げ、独走態勢構築開始。

4周目に入ると、最後尾スタートだったゲストライダーの二人が上位グループに追いついてきた。#7吉川が3位、#15真田が4位まで上 がってきた。翌5周目には2位の#1足立がこの2人に捕まり4位に後退。
ここからトップの#2小田を追うハズだった吉川、トラブルで後退。後にコース復帰するもリタイヤとなってしまう。

1時間経過時点でのトップ10
 #2RT168小田 浩也
#15JBSR&YSP富山東&ロッキー真田 治+2:19
#1ORAS+高橋部屋+JERRY’S足立 和磨+3:40
#6CLUB KOH-Z神農 勝道+5:19
#8NEO-HSTR永長 紀明+6:06
#52ORAS高橋部屋JERRY'S上田 恭平+6:13
#114ティスレーシングチーム奥川 泰之+6:20
#116シルバラード萩原 裕之+7:19
#60はげあたま長田 義和+1LAP
10#57Team ハルちゃん with NewTon戸高 啓次+1LAP

大きな動きがなくなってきた中盤。雨はふったりやんだりだが降るときは激しく。止むと土が重くなる。どっちに転んでもサイテーコンディ ション。ストレートはモチロン地獄絵図。あのストレートが登れないんですから。想像できますか?

中盤。ピット作業の出てくる時間帯に入るため順位の入れ替わりが目立ってくる。
にまず動いたのが#6神農。9周目に#1足立を捉え、3位に浮上。
しかし足立も負けじと翌周に再び抜き返す。神農は逆に5位の#8永長に交わされて5位転落。
12周目、今度は永長がダウン。#114奥川・#52上田にも抜かれて7位となる。

3位以下の順位に動きがあったなか、2位の#15真田がじわじわとトップ#2小田との差を詰めてきていた。1時間経過時点で2分以上あっ た差が14周目には13秒差まで迫っていた。

2時間経過時点でのトップ10
 #2RT168小田 浩也
#15JBSR&YSP富山東&ロッキー真田 治+0:13
#1ORAS+高橋部屋+JERRY’S足立 和磨+7:10
#6CLUB KOH-Z神農 勝道+1LAP
#114ティスレーシングチーム奥川 泰之+1LAP
#60はげあたま長田 義和+1LAP
#52ORAS高橋部屋JERRY'S上田 恭平+1LAP
#8NEO-HSTR永長 紀明+1LAP
#116シルバラード萩原 裕之+1LAP
10#57Team ハルちゃん with NewTon戸高 啓次+2LAP

終盤、一気に差を詰めた#15真田、15周目には#2小田をロックオン、真後ろに付く。この時点でトップと同一周回は3位の#1足立ま で。しかしその足立も16周目にはトップの2台に周回遅れに差れてしまう。完全に真田と小田の一騎打ち。
一旦は小田が意地を見せ12秒引き離したが翌17周目についに真田に捉えられトップを明け渡してしまう。
この時の真田のタイムが7:47と終盤では誰ひとりとして出していない7分台で走り、AAライダーの速さを見せつけた。
2位の#2小田に3分の差をつけ、そのままスパートをかけた真田がトップでチェッカーを受けた。

※真田選手は招待選手のため賞典外


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【リザルトはこちらから】

3時間レース中は何度か豪雨に見舞われたものの無事ゴールを迎えられた。さすがのこのクラスである。
ちなみに今回の真砂土は近隣の山からと言いましたが、これは会長が新たに買収した山から出たもの。その造成地に新コースを構想中とか!まだま だ成長を続けるプラザ阪下は何者?まだまだ安泰?とにかく我らのオフロードパラダイスのプラザ阪下に期待しましょう。

もうひとつのエポックは「スクーデリア・ラナ」さんが展開するフアンテックモーターサイクルのポテンシャルを見せつけられた事。それはAクラ スの#4高田選手は今回フアンテックのフルサイズ50ccTZ180ESでの出走です。あの路面状況でのあの走りは今までの50ccの常識を 根底から覆す出来事!フアンテック恐るべし!

そして阪下名物EZ-9松本選手はあのねちゃねちゃにあえなくダウン!2周しか出来なかった!

今回の雨のレース展開は今まで待ちに待っていたもの。そして新たなプラザ阪下の魅力?を見つけ出せた事。参加選手も大満足?主催者的にもして やったりの超満足!
さあ2012年の夏本番はこれから始まります。そして暑っい夏の締めくくりは9月2日の「恒例6フェス4回目」ですぞ。今回も委員会であれやこ れやとよからぬ企画を構想中!夏の終わりのお祭りにどうぞ来て下さい。コッチは晴れてめっちゃ暑いです。

さあさドMな大がまん大会で舞ってまース!!!

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん