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2012 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第3戦 レポート

2012年12月9日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


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2012年も押し迫り、そしてやって来る関西ガルルカップアクションED第3戦。誰が名付けたのか「丸太祭り!」
そうなんです。今年で5回目!もう丸太セクションが無ければ誰も参加してくれないのではと言うぐらいの勢いです。
実は夏頃から質問を受けるたびに出て来る言葉は「今年の丸太はどんなのですか?」だったのです。なんだか1年越しで皆さん期待をされてるようでこの思いはしっかりと受け止めて今年の丸太祭りとなりました。
実はうちの丸太係スタッフの川口も頭の中はずっと丸太組の方法を考えているのですね。なんだか頼もしいのか馬鹿なのか私には理解出来ない所があります。

そんなので今年は募集定員枠も増やしました。しかしそれにも関わらず3時間クラスは締め切り前に定員一杯となりました。

開催日は毎年のこの12月の第2週と決めています。それは真冬前の安定した初冬の天候になるからです。
だが今年は違った!例年になく冬の訪れが早い!
土曜日の午後から次第に空気が冷たくなり出し夜にはみぞれから雪に変わった。風も冷たく強い。
一夜明けての前泊組のトランポは薄らと雪が積もっている。この時期のこのプラザ阪下ではめずらしい出来事である。
そしてそのコース状況ははっきり言って最悪!雨でもないため路面はねっとりとまとわり付くいやらしい土質に変わった!しかも気温は氷点下。さあどうなる丸太セクション!!!

総勢180台のエントリー。1時間クラスは74台。いつもなら1周の下見走行をするのだが今回はそれをすればスタートまでに全員が帰って来ない可能性があるためキャンセルとなった。
もちろん1時間クラスには丸太セクションは無い。しかし現在のプラザ阪下のメインストレートの上りはまともに直進出来ないネトネト状態。丸太どころではない展開になりそうである。
さあ、そんな実況中継をおなじみおやぢちゃんからしてもらいましょう。ドーゾ。


1H
 

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1周目、トップで戻ってきたのは今シーズンJMXレディースクラスランキング8位の#2菅原。 追うのは#6硯、#7山下、そして#3丸山。
男性陣のトップは#47長澤、後ろには#54高芝が続く。2周目には#7山下が#6硯を交わして2位に上がるも3周目に2台とも男性陣に 飲まれて後退。#47長澤・#54高芝がそれぞれ2位と3位。
2位に上がった長澤、トップ菅原には差を詰めることができない、逆に4周目に後ろにつけていた高芝に交わされて3位後退。
レースは後半戦にはいります。5周目にはいったあたりから全体的にLAPタイムが遅くなる。前日からわかっていたことですがマディレース。選手たちのタイヤで路面はこねくりかえされてどんどんコンディションは悪化していく一方。トップの菅原より20秒速いタイムで追いかけていた2番手#54高芝もペースダウン、トップ菅原とほぼ同じタイムまで落ち込み、差は60秒。さらにこのあと75秒まではなされる。 最終ラップでは再び20秒ほど詰めたものの1周約8分のコースでのこの差はあまりにも大きすぎた。
結局一度もトップを明け渡すことなく#2菅原がチェッカーを受けた。

案の定1時間クラスは波瀾万丈の展開となりました。ドロンコになった選手のみなさまお疲れ様です。着替えたあとはゆっくりと楽しく3時間クラ スの丸太セクションを見学&応援しましょう。
さてさて、本年のメーンエベントの丸太祭りの始まりです。
天候は相変わらずの寒さ。しかも束の間の晴れ間の後には猛烈な吹雪!ほんとに天気まで荒れている。さてさてどうなる丸太祭り!

今回のゲストライダーはもはやオフバイクレースの世界の顔とまでなり、地球をも跨いでしまった田中太一選手#777。
次に控えるはオンタイムレースの第一人気者吉川和宏選手#7。彼は関西にオンタイムレースを布教するため日夜ガンバルJECの星である。2013年度は彼の実力で関西でオンタイムレースブームが来るであろう。
いまや全国を巡るJNCCよりもこのプラザ阪下の常連となりつつある真田治#15。ですがー今回はお尻のデキモノ(G)の為に出走を断念す る。
そしてそしてのイロモノライダーは今や世界征服まであと一歩と迫った、しかも日本のオフバイクレースは既に感染洗脳済みのショッカー池 田#122!
そしてそれを迎え撃つはDT50を駆る仮面ライダー静間選手#152。しかしマシンがちょっと非力?さてさてこの対決もどうなるのか!

今回はコースの彼方此方に仕掛けが山盛り。単なる丸太セクションだけではない。故意的にタイヤを揺らせる(子供専用)パンダの遊び場、ミニサイズマシン専用ショッカーゲート。
そしてスタート前方50メートルにはちゅるちゅるストレート専用千鳥配置丸太!ここに3時間クラス106台が殺到したらさあどうなる!

おやぢちゃん白熱超盛り上がり実況はよろしくね!!!


3H
  1年間丸太のことしか考えていないスタッフ川口の満を持して用意した丸太セクション、最初に戻ってきたのはやはりこの人、#777田中太一。約1分遅れて#12尾仲が戻ってきたが丸太セクションで捕まる。その横を#2小田・#7 吉川・#1足立と続き尾仲はその後ろで丸太セクションを抜ける。
トップのタイチ、2周目にはすでに2番手に上がっていた#7吉川に2分差をつける。このあたりで早くも上位2台はゲストライダーの2人に絞られる。1周目に丸太で遅れた尾仲、再び3位まで上がってきたがまたも丸太で失敗、順位を落とす。3位に上がってきたのは1周目5位 の#3松田。この松田も6周目にどこかで大ハマリ、7位まで順位を落とす。

1時間経過時点でのトップ5
  OPEN-AOPEN-BOPEN-C
田中 太一7LAPS長田 義和5LAPS菅原・神谷5LAPS
吉川 和宏+48sec小南 輝久+83sec森下 徹政+20sec
小田 浩也+454sec大垣・片桐+137sec小川 尊史+48sec
尾仲 敦志+1LAP小西 圏太+166sec服部 義昌+282sec
後藤 英樹+1LAP梅田 康之+219sec井川 武志+319sec

1時間を経過した時点で田中太一は同一周回を3位までにするというものすごいペースでトップを走り続けます。
6周目に順位を落とした#3松田がさらに後退、代わって#19川口が8周目に7位に浮上。オープンB・Cそれぞれのトップ#68長田と#123菅原・神谷組も総合トップ10に入ってきた。長田と菅原・神谷組はいずれもショッカーゲートをとおれるマシン。そこででアドバンテージを築きあげてきている。このショッカーゲート、来年の開幕戦に出てくるとかナントカ言うウワサもあるようですよ。

9・10周目と上位陣の順位変動はなかったものの、5位を走行していた#2小田が10周目から追い上げを見せ始めた。
11周目に#12尾仲をパスして4位に上がると今度は13周目に3位の#8後藤をかわして3番手に浮上した。

トップを走る田中太一は同一周回の2番手#7吉川以外を全車2LAP遅れにするという速さを見せている。

2時間経過時点でのトップ5
  OPEN-AOPEN-BOPEN-C
田中 太一14LAPS長田 義和11LAPS菅原・神谷1:54:29
吉川 和宏+226sec小西 圏太+177sec小川 尊史+129sec
後藤 英樹+2LAPS奥川 泰之+1LAP三好 慶一+1LAP
小田 浩也+2LAPS梅田 康之+1LAP井川 武志+1LAP
尾仲 敦志+2LAPS菅原 良祐+1LAP松崎 寛+1LAP

13周目に#2小田にかわされた#8後藤、そうはさせまい、と14周目に再び小田を抜き返す。しかし15周目、小田がまた前に出る。ここ から小田がスパートをかけ、17周目には7分台を出して後藤を引き離す。

トップの#777田中太一は全くペースを落とさずに走り続ける。2番手の吉川と毎周30秒以上の差をつけて走り続け、ラストラップに吉川 を捕らえて全車周回遅れにしてチェッカーを受ける。2番手の吉川は3位以下を全車2LAP遅れにしてのゴール(太一は3位以下を3LAP 遅れ)。

太一・吉川が招待選手ということで1位は#2小田、2位が#8後藤が入り、RT168がワンツーとなった。
小田は2012年のチャンピオンが決定来年はゼッケンが2から1となる。

※田中、吉川選手は招待選手のため賞典外


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【リザルトはこちらから】

いかがでしたでしょうか。さすがの田中太一選手は全員を周回遅れにしてしまいました。お見事!これが世界品質なんですね。ほんとに凄かった。

そして創意工夫?を凝らしたセクションの数々。走るライダーは苦しくも楽しい。見る観客は応援声援にみんな笑顔。サンデーレースの年間総決算はこうでなくっちゃね。

2012年度オフィスアクションイベントは無事すべて終了しました。そして2011年の日本未曾有の災害から立ち直り2012年の日本のオフバイクイベントは全ての元気を取り戻しました。

悪の組織であるショッカーでさえ元気の元にしてしまうこの関西パワーは日本をも復興して元気にしてしまいました。(新たに現われたくまモンは2013年のヒーローになれるのか?もっと強い仮面ライダーは現われないのか!)

参加者皆さんの元気とやる気がある限りアクションエンデューロは続きます。丸太祭りも続けます。ご声援下さいませ。

2013年のお知らせです
オフィスアクションはオンタイムエンデューロを関西に普及させるべくJEC本部のサポートをする事になりました。全国JEClites全戦サ ポート。JEC関西エリア選手権開催。JEC全国大会夕張戦ライダー&オフィシャル派遣。
もちろんJNCCも変わらぬ全戦全面協力です。
これで日本のED業界全面征服ですね。だってショッカーに負ける訳にはいきませんから(笑)

オフィスアクション開幕戦は
「2013関西ガルルカップアクションED第1戦」は2月17日開催!
JNCC開幕戦は「サザンハリケーン大阪大会3月17日!
デュアルスポーツ小豆島第20回大記念大会は5月25〜26日(予定)
フリースタイルモトクロス世界大会大阪城決戦は6月1日!


ほんとに関西パワーの留まる事はありません。もっと日本を元気に!もっともっとオフバイクイベントを元気に!
来年も全開パワーで頑張ります!よろしくです!!!

あぁっ・・・私の引退はいったいいつになるんだろぅ・・・(ボソっとツイッター)



尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん