a

第19回 デュアルスポーツ in 小豆島 レポート

2012年6月2〜6月3日:開催

香川県 小豆島:会場


日本全国1000万人デュアルスポーツFUNのみなさまこんにちは。

なんて書き出しをしたくなるほどこのデュアルスポーツというモーターサイクルイベントはこの日本に定着してきました。
今回で19回目、そして私(オフィスアクション)が開催を引き継いでから7回目となり、すっかりとこの小豆島の恒例イベントとなりました。
そして毎回参加者の支援を受けて今回は119名の参加となったのです。昨年の波瀾万丈の開催からわずか6ヶ月後の開催にもあらず本当に沢山のDSFUNの方達にお越し頂き感謝に堪えません。ありがとうございます。

毎回この小豆島まで来て頂く参加者さんの為にも毎回開催内容にアレンジを加えています。
基本的なルート設定は毎年ほぼ同じなのですが、飽きないように新コースを加えたり逆に回ったり、そして毎回同じだからコースマーカーを見なくても大体解る?的な事も避けるためにもちょっとづつ小技を効かせているんですよ。 

そのひとつ目、土曜日の「太陽コース」のCPを変えてみました。案の定、レピーターの参加者はかなり迷ったようです。どうです?ハラハラドキドキしたでしょう。そんな中で聞かれた事は「今回舗装路が長くないですか?」いいえそんな事はありません。
ほんのちょっとのことで印象や体感的なものが変わるのですね。もちろんこのCPの位置はいつも渡しているルート概略図にも記載していますので渡された書面にはキッチリと目を通して下さいね。

二つ目、日曜日の「オリーブコース」での朝一番の登りルートで上級コースに粟地ダムよりスカイラインに至る林道を加えてみました。これは前々回にクレームがありましたが、今回地元林道管理組合様のご好意により使う事が出来ました。これは前回に徴収(任意で)しました林道の「水切り」補修費用の残金を充当しております。(土曜日使用分も含む)このルートは前夜に降った雨により適度なお湿りでとても楽しいスリッピーな路面で楽しめたでしょう?そしてその次の上級「枯れ沢渡り」に行く為にはルート的にどうしても参加者同士がスカイラインで対向するようになってしまいました。そして対向する参加者を見てミスコースと判断される方も居られたようです。これもコースマーカーをきっちりとトレースして行けば問題の無い事です。DSは全てが公道使用です。
対向者はどこで出会っても不思議ではありません。コースマーカーはしっかりと見ましょう。そして2キロ以上表示されないようだったらそれはミスコースです。ちなみに余談ですが、このマーカー管理の為にオフィシャルのバイク部隊はこのコースを一日2セット周回してます。私なら出来ない(汗)それはもう歳だから・・・(言い訳)

さて、そんな今回の19回はと言えば・・・
無事平穏に開催そして終了でした。なんだか拍子抜け?いやいやそんな事はない。今までのDS開催の積み重ねの成果?そうかも知れない。
そんな中でのエピソードは・・・

今までにない乾いた路面!
そうなんです、その為に亀岩ルートが非常に走り易かった。ほとんどの方が普通に走破できたでしょ。あの場所は雨が降ると最初の登り坂でライダーの振るい落としがあるのですよ。亀岩まで辿り着けずに涙を呑んで引き返しなんです。ほんと今年はよかった。

アフリカツインの登場!
私もアフリカツインは所有してます。でもねあのバイクでいくら基本コースでも走る気がしません。あの方、三崎さんですが私の昔のちょっとした知り合いなんですが、ちょっとそそのかしてみました「アフリカツインで小豆島を走ってみませんか?」もちろん甘ーい言葉で。「過去にアフリカやBMWGSなんかも走ってたそうです?よ」なんてね。もちろんあの方は普通のアフリカ乗りではありません。バイクを見ましたか?あの改造具合、あの汚れ方…いや歴戦の傷跡などなどかなりの手練のアフリカ象使いです。だから誘ったのです。ちなみに私は写真撮影の為に下りの林道走行中に後ろに追いつかれたのでさっさと道を譲りました。そして次のコーナーを抜けた時には私の視界からアフリカツインが砂塵を残して走り消えました。むむむ恐るべし。
しかしそんな彼も日曜日の基本コースの倒木丸太攻撃に遭えなく撃沈!3回転けたそうな。そして後続車が来るまで起こせなかったとか・・・ああなんて恐ろしい・・・良い子のライダーはアフリカツインで走るような事は絶対にマネしないでッ下さい!!!

地元の方との交流
田んぼで農作業のおじさま方々へ
「あのー。土曜日にこの道をバイクが100台近く通るのでご迷惑をお掛けしますが…」
「おう!知ってるよ!」

めっちゃ軽い返事ですけど19回目の重みを感じます。ありがとうございます。
蛙子池廻りの道で
「あのー。日曜日にこの道をバイクが100台近く通るのでご迷惑をお掛けしますが…」
「んぢゃ、草刈りしといたるわ!」

いいえそこまでして頂だかなくてもー・・・すみません。
地元スーパーふたばのおばさま
「あれ!また来たのね。今年は台風は来てないねー」
それ言わないで下さい・・・

試乗会
今回も行いました。ファンテックとホンダ。どちらもスクーデリアラナさんとニュートンさんからの提供。しかも両極端な車両。
ファンテックはヤマハWRFのエンジンを使用したレース指向。ホンダCRF-Lは主にツーリングを意識した車両。こんなのを一度に試乗出来る事はまずありえません。体験された方は幸せライダーです。
どちらもご注文は東大阪のバイクショップ「ニュートン」へお願いします。なんせ2日間もお店を休んで参加しましたからー。

一般参加者?なので走りながらしゃべられなかったのでここでしゃべってもらいましょう川辺おやぢちゃんコーナー

いやいや、楽しかった!まじでまじで。
2年ぶりに小豆島を走らせていただきました。

今年の相棒は某エンデューロレースのコースマーシャルさんから借りてきたTM250。
みんなから「ほんまにそれで山の中走れるの?」「操れるの、それ?」という言葉の嵐。

シツレイな。。。。オイラだって昔は、昔はなぁ。。。。
それなりに走れるヒトだったんですよ。
でも、そんなに不安視されるとオイラ自身まで不安になっちまうので聞かなかったことに。

いざ、出発。
周りの不安をよそに意外と行けるもんです。オイラもまだまだ捨てたものじゃない!

前回参加のときは横を通ってエスケープした亀岩にもチャレンジ。みごとに玉砕。来年こそは!

その亀岩を抜け、さらに道がえぐれてなくなってしまったところを通って別荘地へ。もうそろそろダートが終わるよね、というところでトラブ ルが発生。相棒のエンジンが止まってしまいました。

その横を「わーい止まりよったー!放っていったろ!」とオイラを置き去りにしたアクションだいまおー、いつか仕返ししてやる(笑)

止まったときオイラたちがほぼ最後尾。ひとりぼっちになってしまったオイラは惰性だけで延々と山を下りていきます。一番下におりてきたと きに湾のはるか向こう側に見えたふるさと村。
あそこまで押していかなきゃならんのか・・・・orz

本気でテンション下がりました。
そこへやってきたのはスタッフのハリちゃん。
助かったー。
捨てるスタッフあれば拾うスタッフあり。
ありがたやありがたや。

ふるさと村に戻ってみるとなんとウェルカム一発芸大会は中止。。。。。
オイラはそっちがメインだったのに。。。ギターの弦新品に変えたのに。。。。
来年は中止になるようなことのないようにお願いしますよ!オクムラサン!!

一発芸大会は中止になるわ翌日は走れないわでクサクサしていたオイラに救いの手が。
初日だけの参加だったニュートンのおかみ、高橋泥美さん(仮名)がバイクを貸してくれるというのです。
なんてすばらしい!
おかげさまで2日目も存分に走り回ることができました。
また来年もぜひぜひ行きたいです。来るなと言われても行きますよ。

そういえば、グルメレポはお役に立てましたでしょうか?
ちょっと中途半端だったかもしれませんが来年に向けてまた紹介するお店を増やしていこうと思います。
あ、そういえばヤマロク醤油行ってきました!サイコーでした!というお話を帰りのフェリーでいただきました。喜んでいただいてなによりで す。

来年は記念大会らしいですよ。みなさんもぜひ。
一発芸大会も来年は絶対やりましょう!っていうかやらないと許しません!!


いかがでしたか今回の19DSは。
19回目になりこのDSもかなりの熟成のイベントとなって来ました。日本でモーターサイクルイベントがここまで理解されてるのはこの小豆島でしか無いとはっきり断言出来ます。
そんなデュアルスポーツも次回はいよいよ20回記念大会です。ナニをしましょうか?そうですね、今時点での構想は、土曜日の夕方の参加者交流パーテイをちょっとだけ派手に!歴代関係者の方々にも来て貰いましょう。もちろん初代主催者のオカザキ様にも参加して頂きましょう。もうオッサン?オジン?になってしもうた初期開催時の参加者ライダー様にも改めて参加して貰いましょう。などなど構想は尽きません。

そんなんで現行主催者の私はこのDSを誰かに引き継いでもらう事?それとも30回大会をやること?どーしょーかなー!

とにかく来年?次回20回もよろしくお願いします。

またまたまた・・・小豆島でお会いしましょう!!!



img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img  

文・写真 奥村善武