a

2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第3戦 レポート

2013年12月8日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


img

関西オフバイクレースFUNのみなさま、お待たせいたしました。1年間の総決算「2013関西ガルルカップアクションED第3戦丸太祭り」レポートです。

これが無ければ関西のレースぢゃない!と言う程の人気レースイベントとなりました。迎えて6回目。さあ今年の丸太はどんな丸太?
丸太レイアウターの弊社スタッフの川口、自称たーくん。ほんまに奴の頭の中は1年間この日のこの丸太組の事しか無いのである。そんな彼が考え出した今年の丸太組は名付けて「丸太イヤセクション」なんでも世界初だそうである。
昨年までは通称「パンダの森」にぶら下がっていたオフバイク廃タイヤを今回は丸太と組み合わせたハイブリッドセクションだそうな。ほんまにこんなアホな事を考えさせたら世界一。やっぱりある意味世界初やわ。
そんな大人気?な今回の丸太祭りのエントリーは1時間クラス45台、3時間クラス81台の総合126台である。あれ?昨年より少ない?そうなんです。今年に限りあちこちとスケジュールがブッキングしてしまったのであります。
この日は生駒と下市でもレースがあり関西で3つものオフバイクレースが開催されていたのです。でもそんな中からこのアクションED丸太祭りをチョイスして頂いた参加者の皆様に感謝です。

12月の第2周目の日曜日、このプラザ阪下は風も無く気温もやや冷え込みの穏やかな初冬の気候となりました。昨年のみぞれから雪への天候とは大違いなベストコンディションであります。

さてさての1時間クラスのスタートはキリッと冷え込んだ空気が最初のレースの緊張感と合わさってなんだか気持ちが引き締まる思いである。さあ今年最後の1時間クラスの始まりです。
スタートはもはや定番でとってもイコールコンデションなルマン式。そしてスーパーレディスは全員が見守る中で横一線のヘルメットタッチ式である、そして申し合わせたのかみんながサンタの衣装で揃っている。
やっぱりこういう華やかなコスプレは若い?女性ライダーには良く似合いますね。

実況はお馴染み過ぎて空気みたいな存在なおやぢちゃん。今回はこのレースをネット中継するとか。よろしくです。

おかげさまでたくさんのレースでお世話になりました。今年最後のレースレポート、いってみましょうか。
 
 

img

1周目のトップは先行スタートの#6スーパーレディース山下。すぐ後ろに#4丸山そして男性陣#28西岡・#24小林とつづく。
2周目には#28西岡がトップに。3秒後ろには#24小林、さらに3秒遅れで#22水谷と続く。
今回のレースを引っ張るのは#28西岡と思われたが5番手スタートの#22水谷が追い上げる。2周目には山下・丸山・京谷を、3周目には小林を交わし、4周目にトップに立つ。
その水谷に交わされた#28西岡は5周目に#24小林にも交わされ3位に後退。
ここまではトップ3が5秒以内で走る僅差だったがここからそれぞれの間隔が開いていった。
まず#28西岡が離されだす。#24小林はじわじわと離されていき、10秒差まで空けられる。しかしその後挽回、7秒差まで縮まったが8周目に遅れてしまい約20秒離されてしまう。
このままさらに差を空けて逃げ、2番手#24小林に56秒の差を空けて#22水谷がフィニッシュ。

FUNAクラスは#104中村、FUNBは#206田中、FUNJは総合でもトップ10に入った#401阿久根がそれぞれクラストップ。レディースは#302静間、スーパーレディースは#6山下がトップでレースを終えた。

今回のこの1時間での注目は FUN-J クラスの#401阿久根選手は若干10歳小学4年生!それでなんと総合で8位とは・・・むむむ末恐ろしいくも有望な選手である。
ちなみにこの阿久根と#402楠本選手は当初3時間にエントリーしていたのですが、マシンがKX65の為辞退してもらったのであります。この65ccに負けた35名の大人のみなさんもっとがんばりましょうねー。

そしていよいよの丸太クラスの3時間。なんだか波乱?悪巧み?おもしろそうな展開になりそうです。今回も招待選手は定番?のこの3名、#26エルツのスター田中選手、#7JEC来年度#4関西オンタイムの師匠吉川選手、#18ほぼ関西人な呑んだくれ真田選手この3名がこのクラスをリードしてくれるはず。乞うご期待!

ではその声も実況も世界配信なおやじちゃん、MARUTAMATSURI を世界共通語の関西ブランドに仕立ててくださいな。ではドーゾ。
それでは3時間、行ってみましょう。
 
 

img

トップで戻ってきたのは#26田中太一。しかし!丸太セクションをエスケープ。続いて戻ってきた#11尾仲、#20野口、#7吉川、#18真田全員が丸太をエスケープ!
最初にチャレンジしたのはBクラスの#52水谷だった、という事態。

いったい何が起こったのか?話しを巻き戻せば前日土曜の夕方、ひとりのライダーがオイラのところにやってきて言いました。
「明日Aクラス全員でコースレイアウターのたーくん(川口)にドッキリしかけるねん。全員で丸太エスケープするねん。うまくMCやってね」と。

このことを知っていたのはスタッフの中ではオイラだけ。ずーっと黙ってるのはつらかったですねー。
そのときの様子はインターネットで配信されていたのでした。そのときの模様はこちらでどうぞ。

さて、レースに戻りましょうか。
トップの#26田中太一は2番手以下よりも1周30秒以上速いペースで先へ先へと走ります。2周目には#18真田・#7吉川がそれぞれ2位/3位にあがり、ゲストライダーが1-2-3となる。
4番手には#13松田雅志、5番手には#11尾仲が続く。

5番手の#11尾仲、3周目に大きく遅れる。どこで引っかかってしまったのかワカラナイが約5分ロスしてしまい一気に19位まで後退。その翌週にはトップ#26田中太一にラップされてしまう。

4周目、3番手の#7吉川が#18真田をパス。翌5周目には#18真田が遅れてしまい2台の差は50秒に。4番手には一旦8位まで順位を落としていた#20野口が上がってくるが6周目に#6木下、#1小田に交わされ6位に後退。4位に上がった#6木下は7周目に#18真田を捉えて3位に浮上。

1時間経過時点でのトップ5
オープンAオープンBオープンC
1位#26田中 太一8LAPS 1位#51田川 浩生7LAPS 1位#116泉谷 之則7LAPS 
2位#7吉川 和宏188 2位#52水谷 圭毅94 2位#139稲垣 慶彦37 
3位#6木下 淳403 3位#54奥川 泰之276 3位#149佐野/西岡84 
4位#18真田 治416 4位#19上田 重八358 4位#119巽 裕起325 
5位#1小田 浩也+1LAP 5位#99脇田 哲志404 5位#105高島 琢巳464 
数字はトップとの差(秒)

1時間を経過した時点でトップ#26田中太一と同一周回はわずか4台。どれだけ田中太一が世界の舞台で実力をつけてきたのか、というのがここに現れているのではないかと思われる。

9周目には2番手の#7吉川のみが同一周回となり、ついにはその吉川も12周目に周回遅れとなる。

11周目、4位に後退していた#18真田が#6木下の前に出て3位復帰。しかし12周目、前周木下の後退のときに4位に上がった14位スタートの#1小田に交わされて再び4位転落。その後

14.15.16周は真田と小田が毎周順位を入れ替えてのバトルとなるが最終的に16周目に前に出た真田に軍配。

3周目に大きく順位を落とした#11尾仲、じわじわと順位を取りもどし、2時間経過時点では8位にまで回復してきた。どこまで取り戻せるのか、いよいよレースは終盤戦へ。

2時間経過時点でのトップ5
オープンAオープンBオープンC
1位#26田中 太一16LAPS 1位#54奥川 泰之13LAPS 1位#116泉谷 之則13LAPS 
2位#7吉川 和宏+1LAP 2位#51田川 浩生142 2位#139稲垣 慶彦46 
3位#18真田 治+2LAPS 3位#99脇田 哲志241 3位#119巽 裕起+1LAP 
4位#1小田 浩也+2LAPS 4位#59白澤 淳280 4位#149佐野/西岡+1LAP 
5位#6木下 淳+2LAPS 5位#52水谷 圭毅384 5位#105高島 琢巳+1LAP 
数字はトップとの差(秒)

単独でトップをブッチギリ中の#26田中太一はすでに2番手に1周半の差をつけていた。それでもペースを調整することなく進み、いよいよ22周目2番手の#7吉川を再び周回遅れにし、アクションエンデューロでは史上2人目の全車2LAP差の達成となった。そのまま3時間を走りきり、田中太一がトップでチェッカーを受ける。

招待選手として走る#26田中太一・#7吉川和宏・#18真田治の3人を除いたトップは昨年度チャンピオンの#1小田浩也。CRF150Rを駆り序盤こそ15位前後と出遅れたもののじわじわと前に出てきた。後ろから追いかけてくる#6木下に一時は前に出られるが再び抜き返し、さらには引き離して最終戦を飾った。
オープンBでは#54奥川泰之が、オープンCは総合順位がオープンBよりも上位に入った#116泉谷がそれぞれトップでレースを終えた。

img
img

【リザルトはこちらから】

いかがでしたでしょうか?今年もいろいろと盛り上がりました。仕掛人&勝負選手との賭け引きはどちらに軍配を挙げましょうか。いろいろと見て楽しい丸太祭りですね。

今回イロモノが無かったような気がしませんか?そうなんです。ショッカーが居なかったのです。なんでも生駒の山に籠って特別作戦に参加していたそうな。
入賞者のコメントで「丸太は全部スルーしました」なんてのが沢山ありました。これはちょっとヤバい?かも。ちょっと難しく作り過ぎたのかしらん・・・
さすがに6回目ともなると丸太アイデアのネタ切れ?いやいやそうではありませんよ。まだ企画段階なのですがちょこっとお知らせしますが・・・
なんと「全日本丸太選手権」なるものが動き出しました。この関西ブランドを日本中に感染させようと企み中とか・・・そのうち田中選手によってエルツベルグにも MARUTA が!いよいよショッカーに負けずに MARUTAMATURIは 世界征服を目指します。

ここでちょっと宣伝。
オフィスアクションの来年度は「マキシスタイア」をメインスポンサーに展開して行きます。このマキシスはKTMの純正装着タイアであり、ホンダスクーターにも新車装着されています。
日本ではこれからのブランドですがよろしくお願い致します。
今回の3時間各クラス優勝者にはマキシスタイア前後セットを贈呈しました。これからも3時間優勝者には必ず副賞としてプレゼントします。そしていよいよ2014年より「ラッキー商会」にて各カテゴリーサイズを販売開始いたします。どうぞよろしくお願いいたします。


そして2014年度の「関西ガルルカップアクションエンデューロ」は全3戦を予定します。
その第1戦は2月2日に決定いたしました。とっても寒い季節ではありますが大勢のオフバイクレースFUNをお待ちいたします。


あまりに寒くて雪中レースなんてのも面白いかもです。勿論丸太は最終戦でのお楽しみ!
関西でいちばん熱くておもしろ楽しいレース!それはアクションエンデューロですよ!
みなさーん、よろしくでース!!!


尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img img
img img img  

文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん