a

2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2015年5月17日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


ダートスポーツカップアクションED第2戦

今年から冠が変わったアクションエンデューロ。そして日程も初めての5月開催。だからかなのか参加台数は少なめの50数台

みんなGWで遊び過ぎたのかな。

モーターサイクルにとって一番気持ちがイイのが5月。それを裏付けるような絶好の天気。暑くも寒くも蒸し暑くもナイこんな日にバイクに乗らなくてどうするの?な日です。


天気は良くても参加者は少なめちょっと寂しい。でも午前の1時間クラスは36台でいつもの感じです。

コース設定は1時間で決着の付く簡単めなレイアウト、しかもこのプラザ阪下でのレースが初めてという方やエンデューロデビュー初めての小学生もいるので普通に周回出来るようにしました。

もちろんこのクラスは1周の練習走行があります。昨日の午前の雨は前日までカラッからだった路面をほぼベスコンまで回復してくれました。


では、いつものおやぢちゃんの実況MCでよろしくです。
1H

まずトップで来たのは#14田中。以降#17吉田・#20秋田と続く。スーパーレディースの2台は#4丸山が総合4位、#5菊島は総合6位で戻ってくる。

2周目、#14田中が遅れ#20秋田がトップに。#17吉田は2位をキープ、#14田中は3位に後退。田中の後ろには#18京谷が迫ってくる。
次の3周目も田中が遅れを取る。#18京谷に交わされ4位に後退。


トップを走る#20秋田は後ろで#17吉田と#18京谷が2位争いをしてる間に引き離し、4周目終わりでは10秒ほどの差をつけた。




さらに差を広げていこうとした5周目。

























あれ。


















帰ってこない。








その間に吉田・京谷・田中・山田・井上・中村・荻野・・・・・・・・・・ようやく戻ってくる。


約2分のロス。総合8番手まで落としてしまう。この時点でレースは30分。
トップとの差は1分28秒。

まだチャンスはあるかも知れない、という感じ。再び追いかけていきます。



6周目、トップに立った#17吉田、2番手の#18京谷との差が10秒に開く。翌7周目にはまた5秒差に縮まる。その後はこの5秒差でしばらく小康状態。
プラザ阪下で5秒ならお互いの姿がちょいちょい確認できる差。しかし10周目、京谷が遅れてしまい31秒差に開いてしまう。これでトップ#17吉田は一気に楽になった。

ちょうどそのころ、ズドーンと順位を落とした#20秋田は遅れを取り戻すべく追い上げる。10周目に5位にまで戻ってきた。4位が2秒前でと3位は4秒前。3つ巴の3位争いに飛び込んできた。前の二人よりも少し速いラップタイム。
前の2台をロックオンして11周目に入る。



















。。。。。。。。。。。。。。。













あれ。












あれれ。。。
















また帰ってこない。。。。















彼がその後コントロールラインに戻るコトはありませんでした。(サブフレームと心を折ってしまったという後日談。)






トップ吉田は残り2周を難なくこなし、チェッカーを受けた。
2番手は#18京谷、3番手には終盤に順位を上げた#15中村が入った。



午後の3時間の頃には埃も立ち始めるようになりこれまたベスコン。

このクラスはさすがに少なく16台です、かなり悲しいです。みなさんもっとエントリーして下さいませ。うちのナニが悪いんだろうか?

そんなんで今回はぴりっと少数台数ならではのコースレイアウトです。ある意味ホントに大胆なコースにしてみました。全長も短め。スタートも全車同時一斉スタートです。そうでなきゃ張り合いが無いですもんね。

3H

総勢14台と寂しい雰囲気になりそうなレースを盛り上げにきてくれたのはスタート直前に突如背後から登場した田中太一。やはり1周目からトップを走る。

その後ろをついてきたのは「伸びしろ」たっぷり#2野口。以降#15真田・#3足立・#1川口とつづく。

2周目、2番手の#2野口は#15真田に抜かれて3位に後退。4,5番手は変わらず#3足立・」#1川口。
序盤はこのトップ5でレースが進む。

5周目、#15真田が遅れる。4位に後退。野口、足立が繰り上がりそれぞれ2位、3位。

以降、トップ5は真田のみが追い上げていく、という状態でそれぞれ前後の差が大きく開き始めていった。特にトップの田中太一の走りは飛びぬけたものがあり、1時間経過時点では5位の#1川口が周回遅れになるというハイペース。

1時間の途中経過
順位 No Name GAP
1 28 田中 太一 9LAPS
2 2 野口 久友 0:02:33
3 3 足立 和磨 0:03:40
4 15 真田 治 0:04:00
5 1 川口 英靖 +1LAP
6 6 浦川 博史 +2LAP
7 53 河本 純一 +2LAP
8 107 三上 斉 +2LAP
9 106 井上 京重 +2LAP
10 52 篠田 哲郎 +2LAP


中盤、#15真田が追い上げを見せ続ける。
11周目に#3足立をパス。そこからも追い上げ続け、15周目にいよいよ#2野口をロックオン。
翌16周目にとうとう2位に返り咲く。
真田はトップの田中太一を追いたいところ。しかしその差は5分。田中と真田のラップタイムはあまり変わらない。つめるのは難しいか。。。。


17周目に#28田中がピットイン。ココで差を3分にまで詰める。

そして3位争いに動き。17周目に#3足立が#2野口に追いつく。翌18周目、野口が少し遅れた間に足立が前に出る。抜かれた野口、そこからのペースが上げられず、じわじわ離されていく。

そしてレースはいよいよ終盤へ。


2時間途中経過
順位 No Name GAP
1 28 田中 太一 19LAPS
2 15 真田 治 0:03:13
3 3 足立 和磨 0:03:33
4 2 野口 久友 0:04:45
5 1 川口 英靖 +2LAPS
6 6 浦川 博史 +3LAPS
7 53 河本 純一 +3LAPS
8 107 三上 斉 +4LAPS
9 51 伊藤 英明 +4LAPS
10 106 井上 京重 +5LAPS


終盤、#15真田はまだまだ追い上げていく。トップ#28田中よりも5〜10秒速いペースで少しずつ追い詰めていく。

3番手の#3足立は野口をパスした後、どんどん引き離しにかかる。前の真田には追いつけない。しかし、このままゴールすれば前の2人は章典外。実質トップ。

ココをキープしたいところだったが22周目にマシントラブル、リタイヤとなってしまう。
そして再び野口が3位に繰り上がる。

トップ田中は少しペースを落としはじめた。それとは逆に真田はガンガン攻める。
タイチとの差はあっという間に減り、25周目には2分を切り、28周目には1分差まで近づいた。
おそらく田中は真田の存在に気づいていなかったと思われる。

ココでLAST1の掲示。

しかし、1分の差はあまりにも大きく、田中が逃げ切ってトップでチェッカーを受けた。真田は6秒差にまで詰めていた。

3位は1周遅れで野口、4位には3周遅れで川口が入る。



【リザルトはこちらから】

少数精鋭のレース展開はどうでしたでしょうか?

突然サプライズな登場は田中太一選手。彼は手首の骨折怪我のリハビリ兼ねてのビックリエントリーでした。

そしてベテラン真田選手とのワンツーゴールで3位はお馴染みイケメン野口選手です。彼はその3位よりも表彰式のイケメントークの方がイケテルなんですよね。

今回のエントリー少なめはスポーツ安全保険の変更に伴いMFJ承認レースになった事です。MFJエンジョイライセンスになった事で敷居が高くなったように思いますがそんな事はありません。


何らかのMFJのライセンス(MX,TR,ED,RD、PIT)をお持ちならそれでOK。ほぼ保険代と思っていただければいいのです。エンジョイ会員なら全国のMFJ承認レースにそのカード1枚で全てエントリー可能です。かえってお得なんですよ。


お楽しみの爆笑表彰式も終わり楽しかったサンデーレースの定番アクションエンデューロの第2戦も終了です。

次回は少し間を置いて12月13日。そうです関西名物丸太祭りで参加者を今年最後に締めくくります。この超有名になった丸太祭りはきっと全国から丸太好きライダーがわんさか押し寄せるはず。

関西のオフバイクレースFUNのみなさん、受けて立とうではありませんか。それまで密かに丸太の練習をしましょう。次回もエントリー舞ってまース!!!


尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

文 奥村吉武、写真 奥村吉武・さいちゃん、レポート おやじちゃん