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2016 ダートスポーツカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート

2016年6月26日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


 2016年アクションレースイベントも半分を消化しました。その節目となるのがダートスポーツカップアクションエンデューロ第2戦となります。
 この第2戦はいつもならプラザ阪下のモギコースのアレンジでコースレイアウトを行うのですが、今年度はこの前週に行なわれましたMFJ全日本エンデューロ選手権第2戦の人工セクションの一部を組み込んでのコース設定としました。

 今回は事前エントリーが総勢60台と少なめの為思い切った設定としてその人工セクションとモギコースの半分使用といたしました。先週参加された選手からはほぼそのまんまと言う意見も聞かれましたが、アクションとしては当初からそのまんま使うと固く決めていましたんでどのような意見にも迷わされる事無く使用いたしました(笑)

ただし1時間クラスなどの初心者対応としまして一部の丸太セクションはカットいたしました。

 当日は前週から引き続きの梅雨空の為この1週間は路面が乾く事は無くいかにもこの時期らしいふにゃふにゃの路面状況であります。しかも準備をしている土曜日も終日降ったり止んだりの天候でありました。
そしてその当日は打って変わって梅雨の中休みというようなカラッと乾いた空気と晴れの天気になったのであります。流石に日差しは強いものの日陰に入ればとても爽やかな風が流れます。理想的なレース日和となりました。


まずは1時間クラスから。

 このクラスも巨大タイヤやヒューム管セクションも走って貰います。ただし初心者ジョシやKTM950ADVも走ります。なのでそのセクションはたっぷりの土盛りでやさしく仕上げました。

中でも#107の950アドベンチャー氏はこのセクションを走ってみたくてこの車両を選んだとか。中々の凄者選手であります。そしてこんな見る者を圧倒するセクションコースにも関わらず先週とは全く違うのんびりと穏やかな空気が流れます。やっぱり全日本とは違うローカルなサンデーレースなんですね。本当にイイね!なレースです。



では、のんびりとスタートです。おやぢちゃんよろしく!



1H
 先行スタートしたスーパーレディース、今回はアドバンテージが少し短かったこともあってか1周目ですでに後続に飲まれてしまう。
トップで戻ってきたのは#15今井。追って#2丸山、#14林と続く。
半周で後続に10秒以上を差をつけてきた今井、このまま逃げていくのかと思われたがそうではなかった。
#19萩野が2周目以降ペースアップ、3周目にはあっさりとトップに躍り出る。
どんどんベストラップを更新していく萩野に対し、なかなかペースが上がらない今井。時間が進むにつれラップタイムも落ちてしまい、30分経過時点では30秒離されてしまう。

楽になった萩野、何もなければ逃げ切れると思っていたことでしょう。しかし、序盤に出遅れて猛追している選手がいたのでした。
#15田中、1周目では34秒遅れの15番手と出遅れていました。2周目以降遅れを取り戻すべく激走、5分10秒台を連発、2周目に13位、3周目には5位とみるみる順位を上げていきます。
2位にまで上がってきたのが7周目。そして9周目にとうとう背後につきました。
2周にわたって萩野は田中を抑え続けましたがL2が掲示された11周目に田中が4:58の最速LAPを叩き出し、萩野はコレで万事休す。田中にトップの座を奪われる。
翌12周目、トップ田中はそのままチェッカーを受け、1Hレースの優勝を飾った。


3時間クラス。
ここにエントリーしている面々を見てみればいつものメンバーに加えてこのセクションで勝負するみたいな手練の猛者達が…
それならばとコースレイアウトするスタッフも受けて立つでこの特設セクションに加えてもう一つ、ある意味落とし穴的な罠を仕掛けたのでありました。
そしてその一部始終は…
それは構えるスタッフもそうであるが誰がその罠に掛かるか一番の実況をしたかったMCおやぢちゃんに伝えてもらいましょう。

3H
  トラップの仕掛けられた先行スタート組、全員トラップに引っかからずというオフィスアクション史上最大の失態(笑)からの始まりました。。。引き上げようの重機までスタンバイしてたのに。。。
そんなスタッフの失意をよそに#6高橋がトップで戻ってきました。はじめて3Hでトップを走ることになってしまった高橋、スタートで引っかからなかったワナを2周目以降に再利用しようと急遽組み替えたレイアウトにはまりスタック。
タイヤ2/3ほど埋まってしまい全く動かなくなってしまう。ようやく抜け出せたときにはすでに周回遅れ、早々と上位争いから姿を消す。ご愁傷様でした(-A-)


代わってトップに立ったのはひさびさのエントリー#12松井。その後ろはJNCC2連勝で勢いに乗る#102井上。そして#112森とつづく。
しかし、3周目には井上が、4周目には松井がそれぞれ遅れてしまい順位を落とす。代わって上がってきたのは#10田口。2番手には#2足立、3番手#4川口となる。
この3人がトップ争いから抜け出し、4番手以降を大きく引き離していく。40分が経過したころには4番手が5分以上離れ、ほぼ優勝争いはこの3人に絞られた。


12周目、1時間を経過したところでトップに動き。3番手の#2足立がピット作業で遅れてしまい前の2台と1分差に開いてしまった。
翌13周目には田口がピットヘ。足立のすぐ前で戻る。足立はコレを見て即座に田口を交わして2番手に。

まだ無給油の川口が単独トップに立つが16周目に給油。これで3番手となる。この後、さらに遅れを取り4分差まで空けられてしまう。
そしてレースは足立がトップに立ち終盤へむかう。足立はペースが落ちることなく走り続け、2番手田口に3分差をつけ圧勝、丸太が苦手な足立が丸太たっぷりのレースを制した。

【リザルトはこちらから】

いかがでしたか?
ただでは転ばないそして起きないアクションスタッフの仕掛は…
見る者も走る者も飽きさせない、そして如何に楽しませるか?のエンターテイメントは?

もちろん表彰式もたっぷりと楽しんでもらいます。入賞者にはスポンサー及びアクションから用意した副賞&抽選会賞品の数々。今回は初めての試みとして地元河内長野産品の副賞も用意しました。

それは折角のこの河内長野の街から盛り上げようと地元商店から買い上げてご用意しました。
豆の蔵元「よりどりみどり」mamenokuramoto.jpと天野酒「甘酒サイダー」amanosake.comをそれぞれ一品ずつ贈呈しました。お気に入りになれば一度店舗を訪れてお買い求め下さい。

こういう事で地元河内長野からこのプラザ阪下の認知度が上がりこの先の発展と存続に向けての活動になればと思います。レースに参加の皆さん河内長野でお金をつかいましょう。

いかがでしょうか?オフィスアクションならではレース展開&おもてなし。他にはない企画とおもしろさ。今年の後半もいろいろと仕掛けを用意してお待ちしております。
次回は8月21日。ご存知ロクフェスです。夏のお祭りとしてゆるーくそしてストイックに楽しんでみませんか?
エントリー舞ってまース!!!


尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

文/奥村善武  写真/奥村善武・MCSニュートン  レポート/おやじちゃん