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2010 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート
2010年2月14日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場
2010関西ガルルカップアクションエンデューロです。
アクションエンデユーロ6年目。関西ガルルカップとなって4年目のキックオフ第1戦です。
今年もサンデーレースの関西定番としてガンバリます。
そして今回は初の2月開催となり、折しも冬期バンクーバーオリンピックと開幕が一緒となってしまいましたね。
あちらはなんだか暖冬のようですが、ここ大阪河内長野プラザ阪下モーターランドは昨晩からの冬の晴れ間のおかげでとても冬らしくキリリと冷え込み、雪こそ降らないものの会場は霜が降りうっすらと白くなった朝を迎えました。
金曜日まで3日間続いた雨も上がりコースコンディションは最高の状態である。
そしてこのプラザ阪下モーターランドは今年の初めからコースの大改革を行っており定番のエンデューロコースも少々変更されている。
そんな今回のコース設定は正規の左回り。特別なセクションはなく既存のコースのレイアウトで設定してみました。いかがでしたでしょうか?
今回の参加台数は約120台。そのうちの約半数がずつが1時間と3時間のレースに分かれる。
まずは1時間クラスから。
今回は条件も良く1周のコース下見練習走行から始めます。いつものプラザ阪下のいつでものコースですがどうでしたか?
言い換えればこれがベーシック。ここから毎回アノ手コノ手で2戦以降どしどし変えて行きますのでお楽しみにして下さいデス。
ではではいつものおやぢちゃんの実況ですが、今回はなんだか飛び切りの新アイテムを駆使するとか・・・
ではよろしくです。
はい、MCおやじちゃんです〜。今回の新アイテムは「twitter」。会場に来れなかった方たち向けにつぶやき実況をやってみました。
意外に好評でした。メルマガとtwitter、どっちがいいんでしょうね。
もう少し、悩んでみます。あ、ちなみにおやじちゃんの twitter ID は oyajichan です。フォロー大歓迎中です。
おっと脱線してしまった。まずは1Hのレポート、いってみましょう。
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1H |
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先行スタートのスーパーレディスは3台。
1周目にそのうちの2台が早くも飲まれてしまう。
トップで帰ってきたのは#1菅原。その後ろは#32山岸・#23浜口・#24 坂根・#33中谷と続く。
逃げたい#1菅原だが2周目には#32山岸に捕まる。
トップに立った#32山岸は後続をどんどん引き離していく。
3周目には6:45のファステストラップを叩きだす。(6分台のタイムを出したのは彼ひとり)
4周目には2位の#1菅原に1分以上の差をつけるがまだまだ引き離していく。
5周目終了時点でのトップ10と前とのタイム差 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| #32 山岸 | #1 菅原 | #24 坂根 | #23 浜口 | #30 川原 | #28 横山 | #27 井上 | #22 市川 | #114 藤江 | #112 桑原 |
差 | - | +1:15 | +2:01 | +2:31 | +3:14 | +3:28 | +3:33 | +3:36 | +3:55 | +4:26 |
7周目、#32山岸は転倒があったのか大きくタイムを落として戻ってくるが、それでも2位と50秒の差を保ってラスト2周へと入る。
トップは変わることなく、ファイナルラップへ。
しかし、ここで2位の#1菅原にトラブル。帰ってこない。
痛恨のチェーン切れ。ここでレースを終える。
変わって#24坂根が2位に浮上。2位に2分半以上の差をつけて#32山岸がトップでチェッカーを受けた。
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前々回より御協賛をいただいております「KENDA TIRE」2輪オフロードタイヤ随一取り扱いの PROSTOCK(TEL 072-987-0394)さんが出店して下さいました。
まだ日本2輪オフレース界では出始めですが既に関西代表の吉川&杉本両選手もサポートを受けています。
評価はとにかくどんな場面でも「前に出る」だそうです。どうですか皆さん。一度装着してみて下さい。悔いはありませんよ。
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そしてそしての3時間レースの開始です
今回の招待選手はそれぞれ赤ゼッケン JNCC-AAクラス#8真田選手(今回は#15で出走)、#11吉川選手、#19杉本選手です。
さてさて今回はどんなバトルを繰り広げてくれるのでしょうか。もちろんスタートも緑ゼッケンのアクションAクラスの選手とマジバトルですぞ!
そして3時間ならではの新セクションの登場です。これは開発中の上部モトクロスコースの土取り場を利用したガレガレぷち山セクションなんですがどうでしょう・・・
今回の一番のギャラリーポイントでもあります。
なんかおやぢちゃんはコース状況が透視できる???
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3H |
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それでは3H、いってみましょ〜。
1周目、#11吉川、#17杉本の2台が先頭を切ってスタートしていっ た・・・・・ハズだった。
期間限定ガレ山セクションでは2人がトップ争いをしながら通過したのが確認されていたが、コース中盤でまさかまさかの2台揃ってミスコース。その間に2台揃って順位を落とす。
変わって#1小田がトップへ。2位以降は#11吉川→#15真田→#19広兼→#17杉本と続く。
2周目、今度は#1小田がガレ山で転倒。11位に後退。#11吉川がトップを取り返す。あとには#17杉本→#15真田と続き、招待選手の3人がトップ3を形成。翌3周目には5位の#19広兼が#5玉岡を抜いて4位に上がる。
30分を超えたところで2位の#17杉本がペースアップ。5周目に一気に#11吉川をかわしてトップに。
そのころ、ガレ山セクションがキャンセルされる。セクション系はまだまだ修行中という杉本、このキャンセルがプラスに働いたのか、徐々に逃げていき、1時間経過時点では吉川に47秒の差を付ける。3位の#15真田は前と約2分、後ろとは1分差の単独走行。
1時間経過時点での順位 |
| オープンA | オープンB | オープンC |
| 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 |
| #17 杉本 | #11 吉川 | #15 真田 | #58 五嶋 | #60 川下 | #53 川添 | #120 小濱 | #111 松井/折野 | #103 川口 |
差 | 8周 | +0:47 | +2:40 | 7周 | +2:48 | +5:06 | 6周 | +0:19 | +0:20 |
レースは中盤戦へ。
序盤に行われたガレ山セクションのキャンセルが影響しているのか、順位に大きな変動が見られない。
総合TOP10は全く変わらず。
クラス別で見ると・・・・
オープンAのTOP10(招待選手含む)の順位変動はなし。トップ#17杉本がさらに逃げようと後ろを引き離している。
オープンBでは4位を走っていた#57井関がピットインをしたのか11周目に6位に後退。その間に#51河本が#57井関・#53川添・#54永長の3台をパスして一気に3位へ。
オープンCでは7周目に#111松井・折野組が#120小濱をパスして一旦トップに立つが翌8周目に5位に後退。さらには#124荘田・#127川上にもかわされて7位にまで順位を下げる。#103川口は8周目に遅れて5位までポジションを下げるが、その後再追い上げでじわじわ2位に浮上。そしてトップの#120小濱をロックオン。
2時間経過時点での順位 |
| オープンA | オープンB | オープンC |
| 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 3 |
| #17 杉本 | #11 吉川 | #15 真田 | #58 五嶋 | #60 川下 | #51 河本 | #120 小濱 | #103 川口 | #104 上田 |
差 | 16周 | +1:08 | +4:41 | 14周 | +4:17 | +6:26 | 14周 | +0:02 | +1:54 |
いよいよレースは終盤戦。
トップは変わらず#17杉本。19周目に4位の#19広兼を周回遅れにする。 これで同一周回は杉本・吉川・真田のゲストライダー3人のみとなった。
オープンAでは5位の#5玉岡に#1小田が迫る。19周目にその差を9秒まで詰めるが翌20周目に小田が遅れ、その差はまた広がる。
オープンBでは#51河本が前を走る#60川下を猛追。2分以上あった差を19周目にその差をゼロにする。翌20周目、追い詰められた#60川下が痛恨のストップ。この周14分を費やし表彰圏外へ脱落。
オープンCはトップ#120小濱を捉えた#103川口が一旦その差をふたたび40秒まで開けられたものの、18周目に再びロックオン。19周目にようやく小濱をパス。トップに立つ。しかし、ラスト2周となった21周目、どこで何がどうなったのか川口が帰ってこない。先に小濱が集計を通過して再びトップに返り咲く。
前半でトップに立ってからは一度もその座を明け渡すことなく、2位の#11吉川に90秒の差をつけて#17杉本がトップでチェッカーを受けた。
(※行方不明だった#103川口はトップがチェッカーを受けた5分後にようやく戻ってきた。18分を費やし、小濱から周回遅れにされ、クラス4位でチェッ カーを受けた。)
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如何がでしたでしょうか。
今回の3時間レースの最大ハプニングはそのガレガレぷち山セクションがあえなく30分でコースカットされた事。
ここは前日にプラザ阪下の会長にPC320のバックホーで造成していただいた所。 何でもない2メートル程の斜面が登れなくなりました。地山岩盤と浮き砂利のコンビネーションで手練のライダーでも手こずるセクションとなったのでありました。
招待選手を除いたAクラスの優勝は、お久しぶり登場のアクションエンデューロ3年連続チャンピオンの広兼選手でありました。やはりアナタはアクションEDの大将であります。やっぱりアナタはスゴイ!
いかがでしたでしょうか2010年第1戦です。
いつもの定番レースで安心レースではないでしょうか?
マンネリレースの中に少しずつのスペシャルを目指して開催します。
アクションエンデューロも5年がひと区切りと思って開催して来ましたがなんだかズルズルと6年目には入ってしまいましたね。
ぢゃ、次は10年目で終了と言う事でもうちょっとがんばって開催して行きましょう。皆さんの参加&声援をよろしくお願いします。
次回開催は7月4日。
第2戦にして真冬から初夏へ。
その間にはモーターサイクルにとって最高の季節がやって来ます。皆さんもツーリングに各種バイクイベントにと忙しくなるでしょう。
オフィスアクションも5月下旬には小豆島でツーリングイベントの「2010デュアルスポーツ in 小豆島 第17回」を開催します。
あと4年、よろしくお願いします。(いやいやまだまだ続く???)
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
文・写真 奥村善武