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2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート

2014年2月2日:開催

大阪府 プラザ阪下:会場


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さあさあ2014年度の幕開けレースはお馴染み「2014関西ガルルカップアクションED」から始まります。

今年のプラザ阪下は最初っからレースイベントが目白押し!2月にWEX-ウエスト、3月はJNCCサザンハリケーンと続きます。
そんな先陣を切るのはご存知定番の「2014関西ガルルカップアクションED開幕第1戦」からはじまります。

そんなプラザ阪下はほぼ2〜3週間おきのレースイベントのためこのアクションEDはいつもなら100台オーバーなんですが、さすがにこれだけ続くと参加者も分散してしまいました。
こんなこんなで初戦に集まった台数は約80台でキックオフとなりました。

いつもは2月に開催なのですが今年は1月の下旬。この冬の季節で一番寒い季節ですが、この日は冬の寒さのちょっとお休み日となりそうです。
そんな開幕戦の朝は小雨降る夜明けとなりました。しかし、天気予報は天候の回復を告げているので大丈夫だろう。さあさあ開幕ですぞ!

雨は降るけどそんなに寒くはない日曜日の朝はなんだかほんとに冬の寒さの一休み。いつものようにサンデーレースの楽しい休日にしよう。

1時間レースは34台ではじまりーはじまりー
この朝からの雨でコースコンディションはかなり悪くなっている。1時間クラスだけの1周のコース下見をどうしょうかと悩んだものの折角出ていただいた選手のみなさんの為にも強行することとした。
そして全員が1周を終えスタートラインに並ぶ。いよいよスタートだ。

それではいつものようにこちらも定番のおやぢちゃんの実況MCでどうぞ!


1H
 

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34台のエントリーで始まった1H。1周目のトップは#24大場、いきなり2番手に15秒もの差をつけて戻ってくる。続いて帰ってきたのは#15細見。さらに15秒遅れで#14山田、#22中山、#21吉田と続く。このまま序盤から逃げの体制をつくるのかと思いきや後続がそうはさせてくれない。
#15細見・#22中山・ひとつ順位を落とした#14山田が追い上げる。4人が16秒の中に入ってくる。
さらに後方では1周目に大きく出遅れた#11中村が5番手まで追い上げてくる。

3周目、トップを守りたい#24大場はペースを上げられず後続3台にかわされて4位に後退。#22中山がトップ、#15細見のティスレーシング2台のワンツー体制となる。
しかしそのワンツー体制もつかの間。4周目に2番手の#15細見が失速。#14山田にかわされ3位後退。その後細見はペースを取り戻せずさらに順位を落としていく。

レースは後半、5周目。トップは変わらず#22中山。2番手#14山田に30秒近く差をつける。3番手には序盤の出遅れを絶賛取り戻し中の#11中村が上がってきた。トップ中山との差は70秒。このペースでいければまだ逆転できる、ワンチャンあるで!と思われた矢先にまさかの失速。6周目に再び5位転落。その中村に代わって上がってきたのが序盤トップの#24大場、#23くまモン百野の2人。またまた混戦に。

いよいよ終盤、ラスト2周に入った7周目、今度は2番手の#14山田が失速。
百野が2位、大場が3位に上がってラストラップへ。
その時点でのトップ5が下記のとおり。

順位NO名前タイム差(秒)
1位#22中山俊博 
2位#23百野貴裕137
3位#24大場隆宏143
4位#11中村恵一146
5位#14山田正喜148

#22中山のトップはほぼ間違いなし。しかし、2位から5位が11秒の中にいる接戦。
誰が上がってもおかしくない。
そんな混戦を尻目に#22中山がトップでチェッカーを受ける。2番手で戻ってきたのは#23百野。#24大場は遅れてしまいトップ5から脱落。続いて#11中村・#14山田。5番手にはFUN-Jクラスの小学生、#401川上タツシが飛び込んだ


でわでわ本日後半のレース3時間クラスの始まりです。
天気予報が当たったおかげで昼前から晴れて来た。この水はけの良いプラザ阪下のコースはきっとベストコンディションになるはずだ。
今回のこの3時間のコースレイアウトはバイクマーシャルの阿久根が担当。丸太は川口が担当だが阿久根は土盛りが得意?私は阿久根におまかせで前週の土盛り工事現場には居なかったのだがその出来映えは中々のものでありました。
まあ、3時間の猛者のライダーにはちょうどエエ感じ・・・だったでしょう。

今回は43台のエントリー、その中にジョシが2名と今回のこの3時間のコースレイアウトはバイクマーシャルの阿久根が担当。丸太は川口が担当だが阿久根は土盛りが得意?私は阿久根におまかせで前週の土盛り工事現場には居なかったのだがその出来映えは中々のものでありました。
まあ、3時間の猛者のライダーにはちょうどエエ感じ・・・だったでしょう。
小学生が1名、さてさてどうなることやら・・・



3H
 

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トップはやはりこの男、招待選手の#18真田。この真田を追ってきたのは#8山本。どうやらこの日本海側から来た2人がレースを引っ張ることになるのか。3番手以降はどうやら「あの」先駆ションに捕まっているのかなかなか戻ってこない。3番手の#10河瀬が戻ってきたのはトップから47秒遅れてのことだった。3位争いはこの河瀬と#9松田、#11大垣の3人。昨年度チャンピオン#1足立はコース中盤の激下りでトラブル、トップから3分遅れの12位スタート。
43台の出走中13台が1周目からいきなり周回遅れになるというチョット辛口のコース設定の模様。果たして何人が同一周回でゴールするのか。

2周目、3位争いで#9松田が#10河瀬の前に出る。そして2位の座を狙おうと前へ。3周目には#8山本をパス、2位に上がる。ここから先、ここ数年アクションエンデューロでは見られなかったような果てしなく長い長いバトルが始まる。

トップを快走する真田の後ろで#10河瀬、#8山本、#9松田、#2川口の4台での2位争いが続く。数周の混戦ののち、河瀬・山本の2位争いと松田・川口の4位争いに分かれる。そのバトルの間に逃げたい#18真田もペースが思うように上がらないのか2位に43秒までしか引き離せてないままレースは中盤を迎える。

1時間経過時点での各クラス上位陣(トップ8周)
順位OPEN−AOPEN−BOPEN−C
NO名前タイム差(秒)NO名前タイム差(秒)NO名前タイム差(秒)
1位#18真田治 #51高橋信也 #124山本三司郎 
2位#8山本正43#53河本純一337#113山田太陽19
3位#10河瀬亘45#52中内茂樹1LAP#101井川武志47
4位#9松田雅志92   #114久保悟朗364
5位#2川口英靖134   #103山田正喜/達也468

10周目、2位争いが動く。#10河瀬が#8山本をパス。さらに11周目には#9松田も48秒差を逆転して山本を交わし3位に。
続く12周目、今度は#18真田が序盤の貯金を使いきり河瀬にパスされる。
河瀬-真田-松田-山本-川口の順。松田と山本はお互いの姿が見えている範囲内でのバトルが始まる。最後に大波乱が待ち構えていることをしらないままに。。。

#2川口は山本から110秒離されており、この流れに乗ることができず。

トップの座を奪われた#18真田、ゲストライダーとして負けるわけにはイカン、と奮起、14周目に河瀬を抜き返してトップ奪還。逆に一度もらったものを返すわけにはイカン、と河瀬も応戦、真田の真後ろにぴったり喰らいつく。

上位陣でそんなバトルを繰り広げる中、オープンB・Cの上位選手選手にある脅威が襲い掛かろうとしていた。
#113山田太陽。2013シーズンはKX65でモトクロス、JNCCのKIDS&TRYに参戦した小学生ライダー。彼がマシンをKX85にスイッチして挑んだアクションエンデューロ、序盤は総合15位あたりだったが、オトナたちを蹴散らし続け、じわじわと順位を上げ2時間経過時点では総合10位、オープンB・Cあわせてのトップに立った。

レースはいよいよ波乱まみれの終盤へ。

1時間経過時点での各クラス上位陣(トップ16周)
順位OPEN−AOPEN−BOPEN−C
NO名前タイム差(秒)NO名前タイム差(秒)NO名前タイム差(秒)
1位#18真田治 #51高橋信也 #113山田太陽 
2位#10河瀬亘#52中内茂樹2LAP#101井川武志26
3位#9松田雅志75#53河本純一#124山本三司郎46
4位#8山本正88   #114久保悟朗1LAP
5位#2川口英靖202   #103山田正喜/達也1LAP

残り55分、17周目。トップの#18真田が遅れる。90秒ほどのロスを起こしてしまい、戻ってきたときには4位にまで順位を落としてしまっていた。モトクロスコース上段に作られたセクションに翻弄されているのか、ひとつミスを犯すと30秒以上のロスがかんたんに起きてしまう今回のコース、6分台が出たかと思えば8分台で戻ってきたりと上位陣でもかなりタイムにばらつきが出ている。真田が遅れた次のラップではトップに立った#10河瀬が60秒のロスを出してしまい90秒近くあった貯金を大きく減らしている。

19周目、真田がピットに入ってしまった。ハンドガードのボルトが脱落してしまったのと心が折れてしまった(笑)のが原因。ハンドガードはチームが修復、折れた心は治らないまま再びコースに送り込まれてしまった。すでに2周遅れ、上位争いからは脱落してしまった。

そのころ、2位争いの#11松田と8山本は12周目から続くバトルをまだ続けていた。残り30分、22周目の後半、モトクロスコースで#8山本痛恨のガス欠。幸いにもピット近くだったこともあり3分ちょいのロスでコースに復帰。順位は変わらず3位だが真後ろには今ひとつ上位陣たちと同じ波に乗れなかった#2川口。突然目の前に現れた山本の姿にやる気スイッチON。6分台を叩き出す。
しかし山本も遅れを取り戻そうとスパート。じわじわと川口を引き離す。

このガス欠で一気に楽になった#11松田、何ならトップも仕留めてしまえ、とトップ#10河瀬をロックオン、真後ろに着く。そしてここでラスト2の掲示。河瀬のアクションオープンAクラスでのベストリザルトは4位。松田は入賞経験なし。どっちが勝ってもアクションエンデューロ初優勝。どっちに軍配が上がるのか・・・・

24周目、#10河瀬が抑えて戻ってきた。あと1周、抑えきれるか、松田はぴったりと後ろにつけている。

しかし、ここでもまた波乱。#11松田、ストレートエンドでまさかのガス欠。。。。。。
初優勝を決めたのは#10河瀬。松田はこのあと再スタートするも最終マーシャルに抜かれていたためチェッカーは受けられず最終周は無効となり7位となった。


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【リザルトはこちらから】

はい、何と言ってもCクラス優勝のスーパー小学生の山田太陽選手はすごかった。総合でも10位。Aクラスで負けたライダーが5人も!昨年まではFUN-Jクラスを走ってたのにねー。次回からはBクラスに昇格だよ。

そして今回の特別表彰はなんと家族全員で走った「TEAM みちば」さん。しかも1時間と3時間のダブルエントリーまで。
独身でレースを始めて結婚と同じくしてバイクを降りるライダーが多い中、これは本当にレースをする上での理想の姿ですよね。いやいやすばらしい家族愛です!みんなを羨ましがらせてこれからもずっーとバイクライフを楽しんで下さい。よろしくです。

終わってみれば天気は快晴!怪我人ゼロ!!帰って行く参加者は笑顔満開!!!
いやいやこれが私の理想とするサンデーレースの姿です。みなさん本当にこの「2014関西ガルルカップアクションED」に参加して頂きありがとうございます。
関西の、プラザ阪下の楽しいサンデーレースイベントしてまだまだ続けて行きます。
今年もよろしくお願いします。

次回第2戦は6月29日の梅雨の真っ最中!ドロンコレースです。たくさんのエントリー舞ってまース!

スミマセン。ここでちょっと宣伝です。
いよいよ2014年よりオフィスアクションは「マキシスタイア」を取り扱い販売を始めました。(ラッキー商会でも取り扱いします)
皆様のご要望を聞きながら各サイズのED&MXタイアを揃えて行きます。是非ともよろしくお願いします。

尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。

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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん